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FW矢島輝一が値千金の勝ち抜け弾!! C大阪振り切ったFC東京、2年ぶりルヴァン杯8強へ

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FC東京FW矢島輝一(写真は昨季のもの)

[6.26 ルヴァン杯POステージ第2戦 C大阪1-1FC東京 ヤンマー]

 ルヴァンカップは26日、プレーオフステージ第2戦を各地で行い、FC東京セレッソ大阪と1-1で引き分けた。2戦合計スコア2-1で上回ったFC東京が2年ぶりの準々決勝進出。FC東京のアカデミーで育ち、中央大経由で戻ってきたFW矢島輝一が勝ち抜けを決めるゴールを沈め、悲願のタイトルへの道筋を開いた。

 第1戦はホームのFC東京が1-0で勝利。第2戦ホームのC大阪は先発2人を変更し、DF舩木翔とMF水沼宏太が新たに加わった。対するFC東京は主力中心で臨んだ第1戦から大幅8人を入れ替え、GK林彰洋、DF太田宏介、矢島の3人が続けて先発に入った。

 立ち上がりは互いに出方を伺うような展開。C大阪はセンターバックのDF瀬古歩夢(19)と左サイドバックの舩木(21)、FC東京はセンターバックのDF岡崎慎(20)、右サイドハーフ起用のMF平川怜(19)、明治大から特別指定選手として出場しているボランチのMF安部柊斗(21)といった若手選手たちが落ち着いたプレーを繰り出す。

 それでもなかなかゴール前の局面が見られない中、最初の決定機はC大阪。前半34分、右サイドでボールを残したDF松田陸の縦パスにFW高木俊幸が反応し、クロスにFW柿谷曜一朗が頭で合わせる。しかし、うまくミートせずに枠を外れた。そのままCお大阪が一方的にボールを握ったが、堅い守備を崩せないまま前半を終えた。

 ハーフタイムが明けてもペースを握ったのはC大阪。後半3分、舩木のパスから高木がミドルシュートを狙ったが、林が難なくセーブした。すると同9分、ロティーナ監督はMF田中亜土夢に代わり、“中毒性”のある応援チャントがSNS上で大きな話題を呼んだFWブルーノ・メンデスを投入した。

 さらに後半15分には、水沼に代わってMF清武弘嗣を起用。すると同17分、ついにスコアを動かした。左サイドに開いた清武が安部との正対からスルーパスを送ると、ニアゾーンを切り裂いた柿谷が中央にパス。これをB・メンデスがワンタッチで合わせ、ゴールネットに蹴り込んだ。

 これで2戦合計スコアでイーブン。1点が欲しいFC東京は後半26分、MF大森晃太郎に代わってMF内田宅哉を送り込んだ。すると同30分、中盤での混戦から内田がゴール正面でボールを残すと、拾った安部がペナルティーエリア左へパス。これに反応した矢島が冷静な右足シュートを流し込み、同点に追いついた。

 貴重なアウェーゴールを奪ったFC東京は2点を奪われなければ勝ち抜け決定。後半32分、長谷川健太監督は矢島に代わってFWディエゴ・オリヴェイラを送り込むと、矢島は満面の笑みでベンチメンバーに迎えられた。終盤にはC大阪が猛攻を見せたものの、試合はそのまま終了。C大阪は2年ぶりのルヴァン杯制覇の希望が潰えた。

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