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Jリーグ国際化へ本格始動! ジーコ、ブッフバルトらがJリーググローバルアンバサダーに意欲語る

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ギド・ブッフバルト氏(左)、村井満チェアマン(中央)、ジーコ氏が会見に出席

 Jリーグは27日に都内で記者会見を行い、ジーコ氏(66)、ギド・ブッフバルト氏(58)、ドゥンガ氏(55)、ホン・ミョンボ氏(50)の4名がJリーググローバルアンバサダーに就任することを発表した。会見には村井満チェアマン、ジーコ氏、ブッフバルト氏が出席した。

 同アンバサダーは、Jリーグと海外で影響力のあるレジェンドとの継続的な関係性を再構築することでJリーグの素晴らしさや価値を世界にPRし、かつて所属したクラブではレジェンドと地域とのつながりを再構築することを目的としている。今後は4名以外のレジェンドも同アンバサダーに就任予定だという。

 主な活動として、①Jリーグの魅力を国内外に発信する広報活動の支援業務、②Jリーグの海外戦略・アジア戦略のサポートなどを行うスポークスマン、③元所属クラブでのファン・サポーター・地域との交流イベントの参加、④ホームタウン・社会連携活動への参加・協力といったものが挙げられている。

 村井チェアマンは今回の経緯を説明。2017年年末にブラジルで開催されたジーコ氏主催のチャリティマッチで、ジーコ氏が日本でもなじみ深いブラジル代表選手とのネットワークをとても大切にしていたことに感銘を受けたという。村井氏は帰国後、Jリーグ創設から18年3月28日現在の外国人選手の数を集計。合計1258名、ワールドカップ優勝経験を持つ選手は21名がJリーグに在籍していたことを改めて知った。

 村井チェアマンは「そういう方々のネットワークでJリーグの実情を海外に発信していくことが可能なのではないかと考え、ジーコさんに外国人選手OB会の設立の話を持ちかけたところ、大変快く受け入れてくださいました」と語る。

 ジーコ氏は「グローバルアンバサダーとして活躍することは大事だと思っています。Jリーグは自分にとって本当に大事なものだからです」と就任の思いを明かす。ブッフバルト氏も「すぐにお手伝いしたいと思いました。Jリーグの国際化は早くやってほしい。色々お手伝いできたらと思っております」と意欲を垣間見せた。

 ジーコ氏は1991年に住友金属工業蹴球団に加入し、92年からは鹿島アントラーズの選手として94年の現役引退までプレーした。99年には鹿島の総監督を務め、02年からドイツワールドカップが行われた06年までは日本代表監督としても指揮をした。昨年7月からは鹿島のテクニカルディレクターに就任。同年8月にはコーチとして役員登録され、今季も契約が更新されていた。

 元ドイツ代表のギド・ブッフバルト氏は1994年から97年まで浦和レッズでプレー。現役引退後には、04年から06年まで浦和の監督も務めた。ドゥンガ氏は95年から98年までジュビロ磐田で活躍。99年から04年までは磐田のアドバイザーに、その後は14年から16年までブラジル代表監督となっていた。ホン・ミョンボ氏は97年にベルマーレ平塚で、99年には柏でプレー。現役引退後は14年から15年までに韓国代表監督も務めた。

(取材・文 石川祐介)
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