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ミラン、FFP違反で来季のEL出場辞退へ…トリノが繰り上がり出場

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ミラン、FFP違反で来季のEL出場辞退へ

 ミランは28日、2019-20シーズンのヨーロッパリーグ(EL)出場辞退を正式に発表した。

 今季セリエAで5位に終わったミラン。宿敵インテルに勝ち点1及ばず、UEFAチャンピオンズリーグ出場権を逃したものの、来季のEL出場権を獲得していた。

 しかし、欧州サッカー連盟(UEFA)の定めるファイナンシャル・フェアプレー(FFP)の規約に抵触したことにより、EL出場権を剥奪され、この処分を不服としてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴。FFPをクリアするための執行猶予を求める動きを見せていた。

 昨年6月にもUEFA主催大会への出場停止処分を受けたミランだが、CASにより異議申し立てが認められ、今季ELに出場。グループリーグで3勝1分2敗という成績を残したが、得失点差で3位となり、決勝トーナメント進出を逃していた。

 ミランは2年連続で処分回避を目指したが、クラブ公式サイトを通じて「クラブはFFPを尊重する。制裁を受け入れる以外の選択肢はないと認識している。ミランが再びヨーロッパの頂点に立てるクラブになれるように約束したい。持続可能な方法でクラブの強化を図り、FFPを遵守した中で積極的な未来を築きたい」と声明を発表している。

 なお、ミランのEL出場辞退を受け、6位のローマがグループリーグから出場。7位トリノが繰り上げで予選からの出場権を得ている。

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