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稀代の点取り屋ビジャ、その一瞬の思考がすごい…名古屋戦の先制弾は「ミリ単位を秒で決断」

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2得点を奪った神戸FWダビド・ビジャ

 ヴィッセル神戸の元スペイン代表FWダビド・ビジャが圧巻のプレーを見せた。神戸は6月30日のJ1第17節で名古屋と対戦し、5-3で勝利。ビジャは2得点を挙げている。

 均衡を破ったのは前半27分。37歳のスペイン人FWは名古屋の最終ラインと並行しながら、DF初瀬亮のスルーパスに反応する。名古屋DFジョアン・シミッチと対峙しながらPA左に進入し、右への鮮やかなフェイントからそのまま深い位置へ。再び右足に持ち帰ると、GKランゲラックに触れさせない柔らかな軌道でゴールに流し込んだ。

 ビジャは後半35分のPK弾でチーム4点目。盟友MFアンドレス・イニエスタも2得点を挙げ、FW小川慶治朗のダメ押し5点目で、神戸は名古屋に5-3で勝利した。

 神戸は公式サイトにビジャの試合後コメントを掲載し、先制点のシーンを解説させている。ビジャはシミッチとの1対1について「最初は右足の方にボールを持っていきシュートを打とうと思ったのですが、相手の重心が少し右側にずれたので、左に入ってうまい感じで抜けれた」と振り返る。さらに「切り替えしてキーパーの触れないところへシュートを打てました。ミリ単位を秒で決断しなければいけないプレーでしたが、今日は上手くいってよかったです」とその一瞬の思考を明かしてみせた。

 ビジャはスペイン代表としてEURO2008や南アフリカ・ワールドカップで優勝を経験。EURO2008では得点王に、南アフリカW杯でも最多5得点を奪った。スペイン代表の最多得点記録も保持しており、世界最高ストライカーの一人と称されている。

 この試合の2ゴールでビジャは今季リーグ戦9点目に。FC東京FWディエゴ・オリヴェイラと並び、得点ランクトップに立っている。




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