6月30日に行われた明治安田生命J1リーグ第17節のヴィッセル神戸対名古屋グランパスで2得点を挙げた35歳の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタに、イタリアメディア『スカイスポーツ』が賛辞を贈っている。

　イニエスタは1-1だった62分、初瀬亮からのクロスのこぼれ球をボックス手前中央で拾うと、ワントラップして右足を一閃。ゴール左上隅を射抜き、再びリードを奪った。また69分にはPKを沈めてドッピエッタ(1試合2得点)を記録するなど、5-3でのチームの勝利に貢献した。

　イタリアメディアは、35歳を迎えてなお、日本で輝きを放つイニエスタに驚きを示している。「イニエスタは人を釘付けにし続ける。日本で信じられないゴール」との見出しで賛辞を贈った。「年齢は重ねたが、そのクオリティは変わらぬままだ。ヴィッセル神戸の大黒柱は、観客席にいた全員を魅了して見せた。称賛に値するプレーの数々だけにとどまらず、ドッピエッタという決定的な形でチームを勝利へ導いた」と伝えた。

　また1点目について、「特にイニエスタの1ゴール目はスペクタクルだった。20メートルほどの位置からの強烈なシュートで、ボールはゴールポストをかすめてGKの背後へ突き刺さった」と紹介。「神戸のサポーターだけでなく、すべてのサッカーファンを喜ばせた」と綴った。最後に、「ドン・アンドレスはヨーロッパから遠く離れた地においても、35歳を迎えても、足元にボールを持てば人々を釘付けにし続ける」と尊敬の眼差しを送って締めくくった。

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