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青山復帰の広島が後半4発で大勝! 元代表FW高原が一人何役もこなした沖縄SVは2回戦敗退

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広島が4-0で勝利

[7.3 天皇杯2回戦 広島4-0沖縄SV 福山]

 天皇杯JFA第99回全日本サッカー選手権大会の2回戦が3日に行われ、サンフレッチェ広島(J1)は初出場の沖縄SV(沖縄県代表)に4-0で勝利した。前半こそ無得点で折り返したが、後半2分にMF東俊希、同36分にDF松本大弥、同39分と同アディショナルタイム1分にFWパトリックがそれぞれゴール。最後は地力の差を見せつける形となった。

 広島は直近のリーグ戦から先発11人を総入れ替え。また、1月のアジアカップで右膝を負傷して離脱していたMF青山敏弘が今季公式戦初のベンチ入りを果たした。

 対する沖縄SVは元日本代表のFW高原直泰が代表兼監督兼選手を務め、現在九州リーグの首位を快走中。1回戦では初出場ながら松山大(愛媛県代表)を2-0で下し、2回戦に駒を進めた。この試合は元Jリーガー8選手がスタメン出場。MF高柳一誠とFW前田俊介にとっては古巣戦となった。

 沖縄SVで注目されたのは、キャプテンマークを巻いて先発出場した高原。スタートは1トップだったが、ポジションにとらわれない動きでボール回しに加わり、守備時には最終ライン付近に降りて味方をフォローする場面もあった。

 前半4分に元栃木MF西澤代志也の惜しいドライブシュートで幕を開けた一戦は、沖縄SVのペースで進む。広島は時間の経過とともに主導権を握り、シュート数を増やしていくが、ゴールを脅かすまでには至らない。

 得点の匂いを感じさせたのはハーフタイム直前の前半45分。FW皆川佑介がPA内右で松本大弥からのパスを受け、倒れながら右足でシュートを放つ。しかし、わずかにゴール左へ外れ、前半はスコアレスで終了となった。

 広島は後半に入り、システムを3バックから4バックに変更。すると開始2分で先制に成功した。遠めの位置でFKを獲得し、キッカーのMF野津田岳人が左足で縦回転の強烈なシュート。ワンバウンドしたボールをGK碓井健平が弾き、こぼれ球を東が押し込んだ。

 反撃に出たい沖縄SVだったが、失点直後に高原が右足を負傷。担架で運び出され、途中交代を余儀なくされた。

 一方、広島は後半13分に野津田を下げ、復帰戦となる青山を投入する。同22分にはMF松本泰志との交代でパトリックを送り出した。

 攻撃の手を緩めない広島に対し、沖縄SVは積極的な姿勢でゴールに迫る。負傷交代して“監督に戻った”高原もテクニカルエリアぎりぎりまで出て指示を送ったが、広島がさらに得点を重ねた。

 後半36分、東のパスをPA内右で受けた松本大弥がフリーの状態で右足を一閃。ゴール左に突き刺して2-0とすると、同39分と同アディショナルタイム1分にはパトリックがダメ押しの連続ゴールを奪う。このまま4-0で逃げ切った広島が快勝を飾り、3回戦に進んだ。

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