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[MOM623]びわこ成蹊スポーツ大MF泉柊椰(1年)_途中出場で優勝決定弾! 自信みなぎる期待の新星

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びわこ成蹊スポーツ大MF泉柊椰(1年)

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.30 第48回関西学生サッカー選手権大会・決勝 びわこ成蹊スポーツ大3-2関西大 万博記念競技場]

 残り時間はわずか。右サイドでボールを受けたMF上月翔聖(2年=神戸弘陵高)は、前を向くと逆サイドへとクロスボールを送った。そこに相手SBの背後から走りこんだのはMF泉柊椰(1年=神戸U-18)。ヘディングでゴールネットを揺らすと、先輩たちと笑顔で抱き合った。びわこ成蹊スポーツ大サッカー部の歴史に、新しいページを加える勝利をもたらすゴールだった。

「(上月)翔聖くんと目が合って、瞬間に(パスが)来ると感じて走った。いいボールが上がってきたので、ヘディングは得意じゃないんですけど、決めるしかないと思った」と殊勲の場面を振り返る泉。石間寛人コーチは「攻撃で時間を作れていなかったので、ドリブルで攻撃に時間をかけられる泉を投入した。対面のSBよりも勝って形を作ってくれたらと送り出した」と狙っていたパターンが得点につながったと笑顔を見せる。

 決勝の前日は、群馬で行われていた第4回関東大学サッカー連盟新人交流戦に、U-19全日本大学選抜候補の一員として出場。石間コーチが様子を電話で尋ねると「調子いいので使ってください!」と積極的にアピールしてきた。「U-19ではドリブルで剥がせるシーンも多く出せて、手ごたえがあった。いいプレーができていたので、出してくれという気持ちで言いました」という泉の言葉が石間コーチにとって、交代のカードを切る決め手となった。

 リーグでは開幕から出場機会を獲得し、3得点と結果も残しているが、神戸U-18のポゼッションサッカーとは違うびわこ大のやり方に、最初は戸惑う部分も多かった。だが、新しい環境に順応するにつれ、華麗に相手を交わしていく独特のセンスのドリブルで伸びやかな動きを見せ、攻撃の新たなアクセントとしてチームに欠かせない存在になりつつある。

 総理大臣杯では筑波大との対戦を熱望する。高校時代、筑波大の練習会に参加し、同じポジションである三笘薫(4年=川崎F U-18/川崎F内定)のプレーを間近で見て、「あんなすごい選手と対戦してみたい」という思いを抱いたからだ。目標とする三笘のような存在になるためにも「もっとやっていかないと」と意欲を隠さない。「武器であるドリブルを全国大会でも生かしたい。見せつけたいし、そこを見てほしい」と力を込めて話す新星は、総理大臣杯で大きく輝き、飛躍を狙う。

(取材・文 蟹江恭代)
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