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ランパード監督、チェルシーでの指揮に「決断は早かった。このクラブのためだから」

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チェルシー新監督に就任したフランク・ランパード

 チェルシーの指揮官に就任したフランク・ランパードが最初の記者会見に出席し、意気込みを語っている。

 チェルシーのレジェンドとして知られるランパードは、4日にクラブと3年契約を結んだことを発表された。かねてより就任が噂されていたが、ダービー・カウンティとの契約が残っていたランパードは決断について「1分、1秒ではない」と話している。

「昨年、ダービーで本当にいい機会を得られたことは幸運だったし、重要だった。スタッフ、ファン、選手たちが私を歓迎してくれた。本当にいい年を過ごせたし、楽しめたから決断は簡単ではなかった。決断は数秒、数分ではないが、早かったよ。このクラブのためだからね。13年間プレーしたんだからね」

 不安はあるか、という問いには「不安は間違った言葉だ」と返し、プレッシャーに対応する必要はあると話した。さらに、ランパードには「監督として必要な経験を持っているか」という質問も飛び、「もっと早く来る質問だったと思っていた」と答えつつ、選手時代の経験が助けてくれるとした。

「現役時代、素晴らしい監督の元でプレーしてきたし、その過程で多くのことを学んだ。それからダービーで1年間を過ごした。そこで多くのことを学び、クラブの仕組みも知ることができた。人々は疑問に思っているかもしれないが、準備はできている。自分自身を完全に信じているし、このクラブを指揮する準備ができていることを示したい」

 現役時代、チェルシーへとやってきた頃を回顧し、「19年前ここへ来ることは挑戦だった。車で運転し、ラジオで『1100万ポンドでランパードを獲得するのは正しいのか』と疑問を呈されていたことを思い出す」と語る。続けて、「選手としてその権利を主張するためにハードワークしたが、監督としてまた働かなければいけない立場」と意気込んだ。

「常に挑戦が大好き」と語るレジェンド。チェルシーは今夏、補強禁止処分を下されているため、簡単ではないが、ランパードは新たな冒険に胸を躍らせているようだ。

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