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2点リードから一転イヤなムードに…柏DF小池「僕たち自身で難しくした」

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決勝点は小池龍太のクロスが起点に

[7.7 J2第21節 柏4-2甲府 三協F柏]

 暫定5位の柏レイソルが同6位のヴァンフォーレ甲府を迎えた“上位対決”。この試合が前半戦最後の試合となり、昇格を狙う両チームにとって落とせない一戦となった。

 開始1分も経たないうちに甲府が最初のシュートを放ったものの、立ち上がりから柏がボール支配の時間を長くし、パスを回していたが、シュートまで持ち込むようなシーンをつくれずにいた。それでも1本のパスで局面を打開できる柏は、幾度も決定機をつくる。FWクリスティアーノがネットを揺らすシーンもあったが、いずれもラインズマンの旗が上がった。

「オフサイドにならないほうがいい」と前置きしながらも、DF小池龍太はポジティブな傾向だと語る。「前向きにボールを持っている選手がいるときは、相手の裏をとるのが自分たちがまず目指しているところ。(ネルシーニョ)監督からも『オフサイドになってもいいから』と言われている。全員意思統一ができている。動き出せているところがいいと思います」。

 甲府最終ラインの背後を取るかたちで、2点を奪った柏。「終始、僕たちがゲームを握りましたし、先制点を取れて、すごく良い戦い方、相手が嫌がる戦い方で45分を終えられたと思います」(小池)。しかし、後半開始40秒で失点してしまう。小池は「僕たち自身でこの試合を難しくした。後半の入り方は課題」と指摘する。

 2-1とされてからは、3-1、3-2と突き放しては返される展開でスコアは推移し、最終的に4-2で柏が勝ち点3を獲得した。「前線の選手に感謝ですね。新加入選手(FWジュニオール・サントス、MFマテウス・サヴィオ)もきた中で、前線の競争が激しくなってきている。一人一人が結果を残したいという気持ちでやっているからこその、ハイパフォーマンスだと思う」。得点力不足が懸念されている中、小池は決定力をみせつけた3選手を讃えつつ、チーム全体でのパフォーマンスの向上を挙げていた。

(取材・文 奥山典幸)

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