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メッシも激怒、コパ・アメリカでVARの課題噴出…ブラジル代表MF「デリケートな問題」

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FWリオネル・メッシも不満を爆発させていた

 コパ・アメリカ(南米選手権)は、ブラジル代表が2007年以来となる9度目となる優勝でを遂げて幕を閉じた。ただ今大会もビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を巡って物議をかもす場面があった。

 最も反響があるのはVARの使用基準だ。3日に行われたブラジル対アルゼンチンの準決勝では、アルゼンチンが2度のPKをアピールしたが、主張は認められず。後半26分にFWセルヒオ・アグエロが対されたかにみえた場面では、VARによる判定も用いられず、直後のカウンターでブラジルが決定的な2点目を奪った。

 試合後にはFWリオネル・メッシらアルゼンチンの選手たちが、VARを使用しなかった主審を公然と批判。さらにメッシはチリとの3位決定戦で退場処分を受けると、「汚職、審判、そして人々がフットボールを楽しむことを許さない出来事。試合を台無しにすることだ」と怒りをぶちまけていた。

 他国の選手、関係者も今大会のVARについては疑問を投げかけている。『マルカ』によると、準優勝だったペルーのリカルド・ガレカ監督は「審判については考えないようにしていたが、VARに関しては多くの改善点がある。私から言えるのは改善しつづけなければならないということだ」と言及。

 優勝したブラジルのMFカゼミーロは「審判がそう判断したのであれば、僕らにできるのは全力を尽くすことだけ」とするも、メッシの“激怒”については、「誰もが自分の言いたいことを言うものだ。デリケートな問題だけどね」と述べている。

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