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トランプ大統領と論戦中のW杯得点王MFラピノー「ホワイトハウスに行くつもりはない」

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アメリカ女子代表MFミーガン・ラピノー

 アメリカ女子代表のMFミーガン・ラピノーは8日、自身が大会得点王に輝いた女子ワールドカップの開催地フランスから帰国し、大統領公邸(ホワイトハウス)を訪問しない意向をあらためて示した。アメリカ『インデペンデント』が報じている。

 凱旋帰国を果たした主将は、記者陣の質問に「われわれはホワイトハウスに行くつもりはない。だから招待されてないのだと思う」と答えたという。一方で、トランプ大統領の共和党とは相対する民主党上院議員からの招待には応じる意向を示した。

 同選手は大会前、サッカー専門メディア『EIGHT BY EIGHT』のインタビューで「(優勝して)ホワイトハウスを訪れるのが楽しみ?」と問われ、「クソみたいなホワイトハウスに行くつもりはない」と返答。「チームの誰もが彼に投票しないことを願っている」と大統領を批判する姿勢を見せていた。

 これに対してトランプ大統領は6月下旬、自身の公式ツイッター(@realDonaldTrump)で「私はアメリカチーム、そして女子サッカーの大ファンだが、ミーガンは喋る前にまず勝つべきだ。仕事を終わらせろ!」と名指しで批判。しかし、アメリカ大統領は実際に優勝を果たしており、代表チームを招待するかどうかに注目が集まっている。

 同選手は今回の女子W杯で6得点3アシストを記録し、得点王にあたる『ゴールデンブーツ』を受賞。サッカー界では世界トップレベルの実績を残してきた一方で、ピッチを離れれば政治的な話題にも積極的にコメント。女性アスリートの地位向上や賃金平等だけでなく、性的少数者の意見を代弁する役割も担っている。

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