パリSGは、退団を希望するFWネイマールの移籍金を2億2000万ユーロ(約268億円)以上に設定するようだ。スペイン『マルカ』が伝えた。

　2017年に史上最高額の移籍金2億2000万ユーロでバルセロナからパリSGに加入したネイマールだが、これまで何度も移籍の可能性が伝えられてきた。そして先日、パリSGのレオナルドSDが『Le Parisien』のインタビューで「退団希望は明らか。まだオファーはないが、全員にとって適切オファーがあれば、彼は退団できる」と語っており、今夏の移籍はオファー次第だと明かしている。

　レオナルドSDは、インタビューの中でバルセロナからの接触を明かしている。これまで何度も復帰の噂が浮上したバルセロナだが、ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が「ネイマールは退団したがっている」と語るなど、最も有力な移籍先と見られている。

『マルカ』によると、パリSGはネイマールに対して獲得した際の移籍金である2億2000万ユーロ以上を要求するようだ。バルセロナ側はフィリペ・コウチーニョやウスマン・デンベレを取引に含めることを検討していたようだが、パリSGは興味を持っていないという。2億2000万ユーロ以上を支払うか、イヴァン・ラキティッチ+金銭をオファーした場合、交渉に応じることになるようだ。なお、今後数週間内に交渉を開始すると見られている。

　しかし、現在のバルセロナに史上最高額の移籍金を用意できる財力はないと伝えられている。アトレティコ・マドリーFWアントワーヌ・グリーズマン獲得へ向けて契約解除金1億2000万ユーロ(約146億円)を支払うことになるバルセロナだが、分割払いでのオファーは拒否されている。両者の獲得には3億4000万ユーロ(約415億円)もの巨額資金が必要となるが、選手の放出で資金を調達することを考えているようだ。なお、レアル・マドリーはすでにネイマールへの興味を失っているという。

　退団希望が明らかとなったネイマール。バルセロナは、パリSGが納得する移籍金を用意できるのだろうか。

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