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東京Vに完勝の法政大にあった“準備と自信”「しっかりと勝つゲームをしよう」

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法政大が東京Vを圧倒して勝利した

[7.10 天皇杯2回戦 東京V0-2法政大 味フィ西]

 どちらがプロか分からない。試合後の試合会場ではそんな声が普通に聞かれた。まさに完勝。法政大がJ2の東京ヴェルディを2-0で下し、ガンバ大阪が待つ3回戦に勝ち上がった。

 準備期間があった。昨年度の大会より大学選手権(インカレ)覇者に翌年の天皇杯出場権が与えられるようになった。インカレを制したことで天皇杯でJクラブを撃破することを今年の目標に掲げた法大は、Jクラブと積極的に練習試合を組むことで、しっかりと対策を練ってきた。他大学などアマチュアクラブがまずは予選を勝ち上がることを現実的な目標とする中で、法大はその先を見据えた準備を早々と進めることが出来ていた。

 また天皇杯を勝ち上がれば、主力の2人が不在になることは分かっていた。2回戦の開催日はユニバーシアード大会の期間中で、FW上田綺世(3年=鹿島学園高/鹿島内定)とMF紺野和也(4年=武南高/FC東京内定)の2選手を欠くことを想定したチーム作りを進めてきていた。そのため長山一也監督は、上田や紺野をベンチスタートさせる試合をイレブンに経験させてきた。

 先制点を決めたFW松澤彰(4年=浦和ユース)が「川崎Fや大宮、群馬とかいろんなチームと練習試合をしてきていたのですが、そんな悪い試合がなかった。勝てた試合もあったので、今日は自信を持って入れていました」と話せば、追加点を決めたMF橋本陸(4年=西武台高)も「今年のチームは層が厚いと感じている。今日は綺世と和也がいない中でJクラブと対等に戦えることを示せたことが嬉しい」と成果が出ていることに胸を張った。

 1か月ほど前には東京Vとの練習試合も実施した。結果は2-2だったが、主将DF加藤威吹樹(4年=広島ユース)も「あの試合があったから、3バックへの対策がしっかりと出来た」と話す。また失点はいずれもセットプレーによるものだったことから、「流れの中ではやられなかった」という自信を胸にプレーしていたという。また身長2mGK中野小次郎(3年=徳島ユース)を中心にハイボール処理への対策を練っていたこともあり、被シュート数2本が示すように、ピンチを招くこともほとんどなかった。

 3回戦はいよいよJ1クラブへの挑戦となる。「彼ら2人(上田と紺野)がいると多少頼ってしまうサッカーになりがち。彼らには失礼になるがいない方が、いいサッカーになるところがある」と笑った長山監督だが、2人がいる方が心強いことには間違いない。「いいゲームをしようというより、しっかりと勝つゲームをしようとやってきた。勝つ準備をしてきた結果、きょうしっかりと勝つことが出来て嬉しい」と充実の表情で話すと、「次も勝てるようにしっかりと1か月準備していきたい」と次なるジャイキリに焦点を向けた。

(取材・文 児玉幸洋)
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