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評価を覆しつつある鎌田大地、フランクフルト指揮官も驚嘆「彼こそポジティブなサプライズ」

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評価を覆しつつあるMF鎌田大地

 元日本代表MFの長谷部誠も所属するフランクフルトにレンタルから戻ってきたMF鎌田大地の評価が高まっている。ドイツ誌『キッカー』がアディ・ヒュッター監督のコメントを紹介した。

 2017年夏にサガン鳥栖からフランクフルトに渡った鎌田だが、ドイツでの初シーズンは出場機会に恵まれず、昨年夏には1年間の期限付きでシントトロイデンに移籍。ベルギーでは公式戦36試合に出場して16ゴール9アシストと活躍を見せ、特に前半戦は現地メディアから「リーグ最大のサプライズの一人」など絶賛されていた。

 そして今夏、フランクフルトに戻ってきた鎌田は、プレシーズンでも好調なプレーを継続。フランクフルト近郊で行われた下部リーグのバート・ホンブルクとのテストマッチで、チームの今季初得点含めた2ゴール2アシストを記録。その後のスイス・キャンプでは、1-5で敗れたヤングボーイズ戦で唯一のゴールをお膳立てし、12日のルツェルン戦(3-1)でもゴールをマークしている。

 最初のテストマッチ後、鎌田について「昨季よりも大きく成長しているし、自信を深めたのか、ピッチ上での安定感も持ち合わせている」と語っていたヒュッター監督は、ルツェルン戦後にも同選手について言及。「以前とはまったく違う姿を見せており、彼こそ今回の合宿のポジティブなサプライズ」と称賛し、「プレーに限らず、振る舞いやパーソナリティーも(変わった)ね。よりオープンになり、近づきやすく、以前に比べてはるかによく笑うようになった」との印象を述べている。

 1年前の夏は実質戦力外の扱いを受け、移籍市場最終日にレンタル放出となった鎌田。ベルギーでの1年で自信をつけ、欧州のメンタリティーにも馴染んだ。以前には懐疑的だったヒュッター監督の評価すら覆しつつあるようだ。

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