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J1通算100得点も「どうでも良かった」…川崎F小林悠「FC東京に勝ちたい一心だった」

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川崎フロンターレFW小林悠

[7.14 J1第19節 FC東京0-3川崎F 味スタ]

 積み上げたゴール数が節目の100に達した。しかし、川崎フロンターレFW小林悠にとってJ1通算100得点目は「正直どうでも良かった」こと。何よりも欲しかったのは、首位チームのホームに乗り込んでの白星だった。

 首位FC東京を相手にしても川崎Fが徐々に主導権を握り始め、前半20分に小林が値千金の先制点を叩き込む。MF下田北斗がCKを蹴り出すと、ゴール前の小林は鋭いステップでマーカーのMF東慶悟を翻ろう。「前のCKと違う動きをして入ったのは作戦というか、入り方をちょっと変えることでフリーになれた」と東を振り切り、フリーでヘディングシュートを叩き込んだ。この得点で試合の流れを一気に引き寄せたチームは攻守でFC東京を圧倒。後半9分には小林のアシストからMF齋藤学、同24分には下田のお膳立てからMF阿部浩之が加点して3-0の快勝を収めた。

「すごく大事な試合だったし、皆、気持ちが入っていた。フロンターレはこうやって優勝してきたんだと実感できた試合でもある。今後の試合すべてでこうやってハードワークして戦っていければ優勝が見えてくると思う」

 史上14人目となるJ1通算100得点達成も「正直どうでも良かった」と笑い、「とにかく勝つこと。FC東京に勝ちたい一心だった」と首位チーム撃破だけを目指した。そして、チームが見事な勝利を収めたからこそ、「結果的に自分もゴールを決められて、アシストもしっかりできて、チームを勝たせられたゴールが100点目になって嬉しく思う」と自身の記録達成に素直に喜びを表した。

 ここまで積み上げた100ゴールも「本当にチームあってのゴール。チームメイトに感謝したい」と仲間への感謝を示す。大台に達したが、ここで立ち止まるわけではない。「やるからにはできるだけ取りたいし、僕が決めればチームは負けないので、チームを勝たせることを考えて1点1点取っていきたい」と力を込める。100得点もあくまで通過点とし、背番号11はチームに勝利をもたらすゴールを追い求めていく。

(取材・文 折戸岳彦)
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