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白血病を公表のボローニャ指揮官が支援に感謝「ありがとう、ありがとう、ありがとう」

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ボローニャシニシャ・ミハイロビッチ監督

 白血病の診断を受けたことを公表したボローニャの指揮官シニシャ・ミハイロビッチが15日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』を通じて感謝の言葉を述べた。

 ボローニャは今夏、日本代表DF冨安健洋らを獲得するなど積極的な補強を進めており、今年1月から指揮を執るミハイロビッチの2シーズン目に向けて期待が膨らんでいた。ところが13日、ボローニャ指揮官は会見を開き、自身が白血病との診断を下されたことを発表し、衝撃が広がった。

「人生において、手強い敵や解決が困難な問題にたった1人で立ち向かわなければならないときがやって来る。私は今、そんな瞬間を過ごしている。だが自分が非常に幸運であるかに思える。なぜなら私は1人ではないからだ。私は本当に多くの人々に支えられていることに気づいた。ここ数日、溢れるほどの愛情や支援、前向きなエネルギーを受け取り、信じられないほどに力が沸き、白血病との闘いに勝利することができると確信した」

「数えきれないほどのメッセージを受け取ったが、そのすべてに1つずつ目を通した。そのすべてから愛情が伝わり、私の琴線に触れた。つらい日々であり、それぞれに感謝の言葉を述べることができず、申し訳ない。『ガゼッタ・デロ・スポルト』および(トリノの)ウルバーノ・カイロ会長に親切な計らいにより、この場を借りてお礼を述べたい」

「私が選手として監督として所属したチーム、それに私が所属したことはないにも関わらず、尊敬と愛情を示してくれたチームの会長にありがとうと伝えたい。私の現役時代の元同僚や対戦相手、私が指導してきた選手たち、それに指導したことがないにも関わらず、『頑張れ、監督』と声を掛けてくれた選手たち、ありがとう。私が指揮したチームのサポーター、対戦したチームのサポーターもありがとう。ピッチでは私に抗議し、口笛を吹いた多くの者も、今回は『あきらめるな、シニシャ』と激励してくれた。ありがとう」

「スポーツ界だけでなく、政界や芸能界からも多くの励ましの声をもらった。ありがとう。キャリアを通じて様々な街で出会ってきた友人たちにもありがとうと言いたい。有名ではない一般の方もありがとう。私が“誰か”ではなく、“どんな人か”で人を判断することを、私を知る人なら知っているだろう。信じられないが国家元首らからもメッセージが届いたほか、あるお子さんはスマイルを描き、手紙をくれた。皆さん全員が私にとって重要だった」

「ありがとう、ありがとう、ありがとう。皆さんには感動した。涙も出し尽くした今、闘いへ準備はできている。また近々、お会いしよう」

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