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パウリーニョが起死回生の一発!新戦力2人起用の松本、広島に2度先行許すもドロー決着

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ともに一点目を決めた広島MF柏好文と松本FW前田大然

[7.20 J1第20節 松本2-2広島 サンアル]

 J1リーグは20日、第20節を行った。サンプロアルウィンでは松本山雅FCサンフレッチェ広島が対戦し、2-2で引き分けた。

 6試合勝利から遠ざかっている17位松本は(2分4敗)、13日のJ1第19節・磐田戦(0-1)から1人変更。MF藤田息吹に代えてMFパウリーニョを起用した。4試合負けなし(2勝2分)の7位広島も鳥栖戦(2-0)から1人を入れ替え、FWパトリックに代わってFWドウグラス・ヴィエイラが先発に名を連ねた。

 果敢にゴールに迫ったのは広島だった。前半8分、PA右でD・ヴィエイラがくさびのパスを受け、一度は失ったが、こぼれ球を拾って相手をかわして右足を振り抜く。しかし、これは惜しくもゴール左に外れる。20分には、MF川辺駿がD・ヴィエイラに預けてゴール前に走り込み、PA内からループパスを右足で合わせるが、クロスバー上に外れた。

 集中した守備で耐え抜く松本。前半23分、MF杉本太郎がディフェンスラインの裏にスルーパスを送り、FW高崎寛之がフリーで抜け出すが、オフサイドと判定されてしまう。逆に広島は30分、右サイドからD・ヴィエイラが上げたクロスをペナルティーアーク内で受けたMF柴崎晃誠が右足を振り抜く。フリーで放ったシュートだったが、惜しくも左ポストを叩いた。

 試合は動いたのは後半6分だった。敵陣中央でパスを受けたD・ヴィエイラがスルーパスを送り、MF柏好文が背後へ抜け出す。柏はそのままPA左に進入し、左足シュートをニアに突き刺して広島が先制点。過去、松本とのリーグ戦全試合(3戦3勝)で得点している柏が“松本キラー”ぶりを発揮した。

 しかし、松本が意地をみせる。後半14分、FW高崎寛之に代えて、山形から加入のFW阪野豊史を投入。25分には、こぼれ球を回収したMF田中隼磨が右サイドを強引に突破し、PA右深くからマイナスへ折り返す。これをFW前田大然が体勢を崩しながら右足シュートを放ち、ゴール左に流し込んだ。

 追いつかれた広島は後半30分、D・ヴィエイラに代えてFWパトリックを投入。攻勢を強めると、37分のMFハイネルの右足シュートはクロスバーを叩いたが、40分に決勝点が生まれる。自陣センターサークル右脇からDF野上結貴がロングパスを送り、うまく抜け出したパトリックがPA右から右足シュート。これがGK守田達弥の頭上を越えてゴールに吸い込まれ、2-1と勝ち越した。

 松本は後半41分に新戦力のDF高木利弥をピッチに送り込んだが、追いつくことができず、そのままタイムアップを迎えると思われた。しかし、諦めなかった松本はアディショナルタイム5分、ペナルティーアーク手前からパウリーニョが左足を一閃。松本が2-2と同点に持ち込んだ。

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