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鮮烈デビューの久保建英、レアル敗戦もスペインメディアが“期待の3人”に指名

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鮮烈デビューの久保建英

 レアル・マドリーは20日、インターナショナルチャンピオンズカップでバイエルンと対戦し、1-3で敗れた。その中でスペインメディア『エル・エスパニョール』は、「アザール、久保、ロドリゴに期待」と3選手を高く評価している。

 プレシーズン初戦に臨んだレアルは、、DFセルヒオ・ラモスやMFルカ・モドリッチ、FWカリム・ベンゼマといった主力を起用。今夏チェルシーから加入したMFエデン・アザールも新天地デビューを果たした。前半はMFコランタン・トリッソに先制点を許したものの、同メディアは「アザールが目立った」と評した。

 だが、「後半から両チームの勢力は完全に変わった」。1点ビハインドのレアルは11人全員を入れ替え、新戦力のFWロドリゴ・ゴエスやFWルカ・ヨビッチ、そして、背番号26をつけた日本代表MF久保建英も“白い巨人”でのデビューを飾った。

 注目の久保は、後半キックオフ早々にハーフェーライン付近から巧みなタッチで左サイドのスペースへ抜け出し、クロスを供給。さっそく会場を沸かせた。さらに17分には、スルーパスでFWビニシウス・ジュニオールの決定機を創出。デビュー戦ながら持ち味の柔らかいボールタッチで冷静かつ堂々とプレーした。

 だが、後半22分にFWロベルト・レバンドフスキに反転シュートを決められてしまうと、24分にはインターセプトからMFセルジュ・ニャブリに追加点を許し、3点ビハインドとなった。36分にはロドリゴがGKスベン・ウルライヒの退場を誘い、PA左手前で獲得したFKをロドリゴ自ら豪快に決め、一矢報いた。

 試合は1-3で敗れたものの、同メディアは後半に関して「それでも、ビニシウス、久保、ロドリゴの若手たちがチームを引っ張った」とし、試合を通じては「収穫はアザール、久保、ロドリゴだ。アザールは白い巨人を牽引するスター選手であることを証明し、あとの2人は最初の試合で存在感を示した。実際、ブラジル人は唯一のゴールも奪った」と伝えている。

 今後、レアルは23日にアーセナル、26日にアトレティコ・マドリーと対戦。新シーズンに向けた調整という意味合いも大きいが、そんな中で18歳アタッカーはさらに評価を高めることができるだろうか。

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