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[アミノ]関東最後の枠は拓殖大!!37年ぶり総理大臣杯出場が決定…決勝は明治対立正に

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37年ぶりの総理大臣杯出場を決めた拓殖大

 総理大臣杯の関東予選となるアミノバイタルカップが20日と21日に行われた。すでに6代表が決まっていたが、最後の椅子をかけた7位8位決定戦が21日に行われ、関東2部の拓殖大が、同1部の中央大を1-0で下し、37年ぶり2度目となる総理大臣杯出場を決めた。総理大臣杯は8月29日に大阪と京都で開幕する。

 最後の最後で下剋上があった。これまでに出場を決めている大学はすべて1部の大学。下部リーグの“最後の砦”として、拓殖大が中央大に挑んだ。ただ中央大は昨季まで2部を戦っており、互いに勝手知ったる相手。今春にも練習試合をしており、3-3で引き分けていたという。

 前半から互いに決定機の応酬となったが、両GKの奮闘もあり、スコアレスのまま緊張感のある展開が続く。だが後半33分、ゴール前やや左の位置でFKを獲得した拓大は、10番MF小宮嶺(4年=静岡学園高)がボールをセット。GK飯吉将通(4年=新潟西高)が一歩も動くことができないゴール右隅に勢いよく蹴り込み、勝負を決める得点を奪った。

 拓殖大にとっては37年ぶりとなる夏の全国の舞台。途中でベンチに下がっていた小宮は、試合終了と同時に喜びのあまり泣き崩れていた。“次につなげることが出来た安堵”を涙の理由とした背番号10は、「優勝したい。そこは目指してやらないと、やるからには絶対に目指したい」と力強く話し、全国の舞台での大暴れを誓っていた。

 20日と21日には準決勝の2試合が行われ、明治大立正大が決勝へと勝ち上がった。明治大はナポリで行われたユニバーシアード大会に出場していたDF中村帆高(4年=日大藤沢高)が先発出場。MF森下龍矢(4年=磐田U-18)とMF小柏剛(3年=大宮ユース)も途中出場して、凱旋試合を白星で飾った。

 関東1部で首位を走る明治大がアミノバイタル杯も制するか、初の1部昇格で快進撃を続ける立正大がタイトルを手にするか。決勝は27日、味の素フィールド西が丘で17時30分にキックオフする。

▽総理大臣杯出場決定
明治大(5年連続16回目)
駒澤大(2年連続17回目)
筑波大(2年ぶり25回目)
立正大(初出場)
法政大(3年連続22回目)
順天堂大(2年ぶり14回目)
拓殖大(37年ぶり2回目)

7月20日(土)
▽準決勝
明治大 2-1 駒澤大
[明]佐藤亮(19分)、瀬古樹(40分)
[駒]オウンゴール(44分)

▽5位6位決定戦
順天堂大 1-2 法政大
[順]山崎大地(49分)
[法]大西遼太郎(5分)、森俊貴(55分)

7月21日(日)
▽準決勝
筑波大 0-2 立正大
[立]藤森亮志(38分)、見原慧(80分)

中央大 0-1 拓殖大
[拓]小宮嶺(78分)

【3位決定戦】
7月27日(土)
[味の素フィールド西が丘]
駒澤大 15:00 筑波大

【決勝】
7月27日(土)
[味の素フィールド西が丘]
明治大 17:30 立正大

●第93回関東大学L特集

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