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そこのけそこのけ小西が打つ! 昨季に堂安律も驚愕の徳島21歳レフティーモンスター「自分の良さが出た」

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ダメ押し弾を奪った徳島MF小西雄大

[7.21 J2第23節 町田0-3徳島 町田]

 コースが開けば距離は関係ない。徳島ヴォルティスのMF小西雄大は2-0で迎えた後半15分、ドリブルから左足のスーパーシュートでダメ押し弾を奪取。相手をノックダウンさせる一発に「自分の良さをうまく出せた」と胸を張った。

 169cmと小柄ながらキック力はチーム屈指。どんなエリアでも躊躇せずに打てるシュートレンジの広さが強みとなっている。入団2年目の昨季に記録したプロ初ゴールは、左足のアクロバティックなボレー。得点後にG大阪の下部組織で同期だった日本代表MF堂安律(フローニンゲン)が、自身のツイッター(@doan_ritsu)で「えぐいやん。笑」と綴ったことでも話題となった。さらに今季の第1号ゴールも中距離から決めた左足のパワーショット。今回の試合でのゴラッソは2点リードの後半15分だった。

 左サイドでのテンポの良いパスワークからセンターサークル右脇でフリーの小西にボールが渡ると、21歳MFはドリブルで相手ディフェンスの後退を誘いながらPA手前中央まで運び、早いタイミングで左足を振り抜く。凄まじい弾道のシュートでゴール左上を射抜き、自身の今季2点目で勝利を決定づけた。

「(清武)功暉くんが前でいい動き出しをしてくれて、ディフェンスがついていってくれたので、そこで自分のシュートコースが開いた。最初からシュートというよりは周りを見ながら、シュートコースを開けてくれたので自分で打つ選択をしました」

 先の2点がセットプレー絡みだった徳島としても、流れの中からの理想的な崩しだったといえる。「すごく練習のような展開。コンセプト通り片方に集めてというのがうまくできた」。スーパーゴールという形で最高の仕上げを実現した小西は「思い切り打つのが自分の良さ。そこがあのシーンでうまく出せた」と喜んだ。

(取材・文 阿部哲也)
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