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サポ大集合、負けても前向き…初出場の水戸ユース「全国にインパクトを」

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敗れた水戸ホーリーホックユース

[7.21 日本クラブユース選手権U-18大会H組第1節 鳥栖U-18 2-0 水戸ユース 宮城総合]

 全国大会初陣に0-2で敗れた水戸ホーリーホックユースだが、選手たちの反応はおおむね前向きだった。地元で好プレーを見せたDF平田海斗(3年)は「ポジティブに捉えている。格上のチームとやったら成長に繋がるし、もし勝てれば全国にインパクトを与えられたと思う」と笑顔。果敢な心持ちで戦い続ける構えだ。

 クラブを取り巻くポジティブなムードは会場の雰囲気からもたしかに伝わってきた。初めて全国大会に臨むチームを応援しようと、夕方にはJ2リーグ戦が控えているにもかかわらず、同じ北関東の群馬に20人を超えるサポーターが来場。さらにジュニアユース全学年も訪れる気合の入りっぷりで、ピッチの選手たちをホーム並の声援で後押しした。

「サポーターも初めてということもあるし、日頃からもきてくれるので、初戦の意気込みは選手だけじゃなく、みんな同じ気持ちで戦ってくれたかなと思います」と感謝を語ったのは樹森大介監督。初出場とはいえど、激戦の関東予選を勝ち抜いてきた手応えを次のようにのぞかせた。

「初出場というと難しい環境、立場で臨むことが多いと思うけど、僕らは関東の強豪チームを相手にしてきた。なので臆することなく戦えるような準備は整っている。また会場も関東で茨城から近いので、そこまで異空間という環境でやっていたわけじゃないので、“初出場あるある”のようなことはそこまで感じずに選手たちがやってくれた」。

 そんな言葉どおり、選手たちもこれまで積み重ねてきたスタイルをピッチ上で表現した。「自分たちのプレースタイルはリスクを負っても全員でするサッカー」(平田)。そうしたこだわりは時にはミスも生むが、「ミスはしょうがない」と受け止め、「後の切り替えができていれば」と迷いはなさそうだ。

 また群馬県藤岡市出身の平田にとっては地元の雰囲気も助けとなった。小中学校時代の指導者と「『全国大会で群馬に帰ってこい』って約束していた」といい、「3年目で叶えられて良かった」と笑顔。見にきてくれたコーチの前で「勝てれば良かったけど、あと2試合で勝ちたい」と下を向くつもりはない。

 なにせ、まだ初陣が終わったばかり。グループリーグだけでもあと2試合を残しているのだ。次の相手は関東大会で敗れた横浜FMユース。「どこにいい選手がいて、どういう戦い方で、自分たちのどこが通用するというのは選手自身も理解している。鳥栖戦より思い切ってやれると思う」(樹森監督)。10番の言葉どおり、“全国にインパクトを与える”準備はできている。

(取材・文 竹内達也)
●第43回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会

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