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構想外なのになぜ?ジダン、ベイルの“サプライズ起用”に言及

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構想外とみられているガレス・ベイル

 レアル・マドリーを率いるジネディーヌ・ジダン監督が、“サプライズ起用”したウェールズ代表FWガレス・ベイル(30)に関して言及した。クラブ公式サイトが伝えている。

 2013年9月にトッテナムからレアルに加入したベイル。昨季は公式戦42試合で14ゴールを記録したが、負傷癖に加えて、高額な年俸によりサポーターの反感を買っており、ジダン監督の構想からも外れている。だが、その高額な報酬がネックとなっており、未だ新天地は決まっていない。

 それでも直近では、年俸1700万ユーロ(約20億4600万円)を払う用意があるという中国リーグの江蘇蘇寧への移籍が盛んに報じられており、20日に行われたインターナショナルチャンピオンズカップのバイエルン戦でメンバー外だった。指揮官は「プレーしなかったのは、退団が非常に近づいているからだ。私たちは彼が間もなく去ると見込んでいる」と退団を明言していた。

 しかし、ジダン監督は23日のアーセナル戦でベイルを後半開始から起用。後半11分にゴールを挙げるだけでなく、DFカラム・チャンバースの決定機をスーパークリアでチームを救うなど攻守両面で好パフォーマンスを披露。PK戦での大会初勝利に大きく貢献した。

 ジダン監督は試合終了後の会見でベイルについて「今日は試合出場を望み、良いプレーをした。彼は素晴らしい試合をし、私は彼の出来を喜んでいる。今日、彼は我々と一緒にいることを望み、問題なく練習し、試合に出場した。決定は私が下し、選手は後半プレーした」と起用した理由について語った。

 その上で「どうなるかは今後見ていくことになる。状況は変わっていない。現時点で彼は我々と一緒にいる」と語り、この試合のパフォーマンスが今後の去就に影響することはないと断言した。

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