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J複数クラブが関心も…中央大レフティー大久保智明は大学3年で浦和入団を決断

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浦和への1年半後の入団が内定したMF大久保智明

[7.21 アミノバイタル杯7・8位決定戦 中央大0-1拓殖大 AGF]

 順当に関東1部の大学が総理大臣杯への出場権を得ていた今季のアミノバイタルカップだったが、最後の最後で波乱が起きた。1部の中央大は、2部で唯一8強に勝ち上がっていた拓殖大に0-1で敗戦。王手をかけてから3連敗となり、8強のうち7チームが突破を決めるという中で、唯一の敗退チームになってしまった。

「勝てば全国、負ければ夏が終わるという中で、みんなすごく緊張していたと思う。そこで普段通りプレー出来なかったのが勝敗の分かれ目になった。拓大さんはビビらずにやっていて、こっちは後手後手だった。そこが勝負を分けてしまったのかなと思います」。MF大久保智明(3年=東京Vユース)はそう言って唇を噛んだ。

 7月9日、浦和レッズから『中央大学 大久保智明選手 2021シーズン新加入内定のお知らせ』というリリースがされた。昨年より特別指定選手の規定変更が行われたことで、大学生の内定発表が早まっているが、浦和も例にもれず、逸材の確保に走った。

 大久保に浦和からの興味が伝えられたのは今年1月のこと。佐藤健監督から浦和からキャンプへの参加のオファーが来ているという話を聞かされてからだった。

「参加して思ったのは出来る部分と出来ない部分がはっきりとしているなということ。でも自分の特長であるドリブルには手ごたえが持てました。プレー面で言うと、興梠(慎三)選手のプレーは違うと感じました。無駄がない。自分の仕事場を分かっている感じがしました。ああいう選手は憧れるし、一緒にプレーしたいと思いました」

 ほどなくしてベガルタ仙台、ユース時代までを過ごした東京ヴェルディ、ガンバ大阪が関心を示してくれたが、すでに心は浦和に傾いていた。正式オファーが届いたのは6月。監督や家族との話し合いは行ったが、決断に時間はかからなかった。「レッズは日本を代表する選手が多いので出場が難しいとか考えたけど、結局は自分次第。どこに行っても出られる保証はない。チャレンジしたいなと思ったので決めました」。

 左利きのドリブラー。近年、日本では久保建英堂安律三好康児といった実力者が台頭する激戦区だが、「自分はドリブルを武器に勝負したい」と真っ向勝負を挑みたい考えでいる。しかし今はまだ「彼らとはライバル心を出すほど自分は実力がない」と冷静な分析もしている。
 
「目の前の試合でコツコツ積み重ねていく先に、そういう選手と張り合えるようになるのかなと思います。プロが決まったということで、周りの見る目は変わる。違いを作れる選手であったり、大学ではもっと圧倒的な選手にならないといけない。今日とか自分の出来には全然納得していない。決まったとかを自分の中ではなくして、どんどんチャレンジしていかないといけないのかなと思います」

 今後のプランについても中央大での活動が優先となるが、浦和には行けるときには行きたいという希望を持つ。「一回プロの試合に絡めたら世界が変わると思う。でもかといって、大学を疎かにしないというか、大学側でも責任を持ってプレーしていきたいんです」。プロ基準を早く吸収することで、まずは大学サッカー界で絶対的な存在になることを目指す。

(取材・文 児玉幸洋)
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