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「ロストフの14秒」でカウンターの起点となったデ・ブルイネ、日本のファンに「ソーリー」

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イベントに出席した(左から)MFケビン・デ・ブライネ、DFジョン・ストーンズ、FWラヒーム・スターリング

 27日に日産スタジアムで開催される「EUROJAPAN CUP」で横浜FMと対戦するマンチェスター・シティが来日し、MFケビン・デ・ブライネ、FWラヒーム・スターリング、DFジョン・ストーンズの3選手が26日、東京・銀座の「NISSAN CROSSING」でイベントに出席した。

 3人とも初来日とのことで、デ・ブルイネは「お寿司が大好きなので、是非食べたい」と笑顔を見せたが、前日25日夜に来日し、明日27日の試合が終わればすぐに日本を出発するという強行スケジュール。ストーンズは「いろんな文化を見たいが、ほとんどホテルにいることになりそうだ」と残念そうに話した。

 トークセッションでは日本のサッカーの印象についても聞かれ、デ・ブルイネは「日本のサッカーのことはあまり知らないが、ヴィッセル神戸にスペインの選手がいることは知っている」と切り出すと、会場に集まったファンに向かって「みなさんには良いことではないかもしれないが、昨年、日本代表とも試合をした」と複雑そうな表情で打ち明けた。

 昨年のロシアW杯決勝トーナメント1回戦でデ・ブルイネを擁するベルギー代表と対戦した日本代表は2点リードを追いつかれ、最後は後半アディショナルタイムに自分たちのCKからカウンターで決勝点を決められた。「ロストフの14秒」とも呼ばれたベルギーのカウンターでGKティボー・クルトワからパスを受け、自陣から中央を高速ドリブルで駆け上がったのがデ・ブルイネだった。司会者から「あなたが速すぎたからですよ」と冗談交じりに突っ込まれ、デ・ブルイネは苦笑いを浮かべながら英語で「ソーリー」と応じた。

 3選手は横浜FMとの試合に向けた意気込みを色紙に記し、デ・ブルイネは「楽しんで勝つ」、スターリングは「得点する」、ストーンズは「ゴールを決めさせずに勝つ」と決意表明。マンチェスター・シティは明日27日午後にも横浜の日産グローバル本社ギャラリーでイベントを行い、同日夜の「EUROJAPAN CUP」に臨む。

(取材・文 西山紘平)

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