beacon

マンCの“世界最速級SB”に挑む横浜FM遠藤渓太「まずはメンタル」

このエントリーをはてなブックマークに追加

横浜F・マリノスFW遠藤渓太

 マッチアップが予想されるのは、世界最速クラスの走力を持つイングランド代表DFカイル・ウォーカー。コパ・アメリカ、トゥーロン国際大会といった活動に招集されなかった東京五輪世代の横浜F・マリノスFW遠藤渓太にとって、世界で戦えるところを見せるためにはこれ以上ない相手だ。

 大きく飛び出してくるゴールキーパー、ボランチの位置にまで顔を出すサイドバック、選手が次々に湧き出てくるリスク度外視のパスワーク、脅威の得点力を持つブラジル人コンビ——。横浜FMを語るポイントを挙げればキリがないが、アンジェ・ポステコグルー監督のサッカーを遂行するのに欠かせないのは、スピードあふれる両ウイングの破壊力だ。

 ハイラインで布陣を押し上げるのも、中央エリアで厚めに構えるのも、すべては相手ゴール脇を陥れるウイングの“一突き”を活かすため。遠藤自身も「相手にも強烈な選手たちがいるけど、その中で自分だったり、テルくん(右ウイングのFW仲川輝人)だったりが両サイドで負けないようにしたい」とテーマを口にする。

 そこで立ちはだかるのはマンチェスター・シティの右サイドバックを担うK・ウォーカーだ。現地メディアによれば、昨季のプレミアリーグで見せた最高速度は時速約35km超。「攻撃でも守備でも足の速さは優位になる」と考える遠藤がサイドを突破する機会があったとしても、後方から追いついてくることが予想される。

 そこで大事なのは「メンタルで負けない」ことだ。走りで追いつかれても、屈強な身体を当てられても、それを打開するにはまず「動じない」ことが必要。「メンタルで負けていたら勝てないし、相手はトップオブトップの選手なので、その相手にまずはメンタルで怖じけづかないようにガツガツいきたい」と時には胸を借りるくらいのつもりで闘う構えだ。

 また、相手攻撃陣にはFWラヒーム・スターリング、FWレロイ・サネもおり、「ポジションが似ているぶん、負けないようにインパクトを残したい」とライバル意識も。「強い相手なのは間違いないが、やるからには負けたくない。勝つつもりだし、マリノスには勝てるメンバーがいる。素晴らしい選手とやれるのを誇りに思いつつ、しっかり自分たちのサッカーをしたい」と愛するクラブの誇りも背負い、プレミアリーグ王者に挑む。

(取材・文 竹内達也)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2019シーズンJリーグ特集ページ
●“初月無料”DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

TOP