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4発の口火を切った高知CB松岡、得点後の守り意識して完封勝利にも貢献

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前半25分、先制点を喜ぶ高知高CB松岡健成。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[7.27 総体2回戦 高知高 4-0 西武台高 金武町フ]

 高知高は4ゴールでベスト16進出。ゴールラッシュの口火を切ったのは、CB松岡健成(3年)だった。前半25分、高知はMF吉尾慎太郎(3年)の左CKをニアへ走り込んだ松岡が左足ダイレクトでゴールに突き刺す。

 高さのある西武台高を相手に、この場面のセットプレーでは変化をつけた。吉尾は山なりのボールではなく、ストレート回転のボールを選択。そして、DFのマークを外して飛び込んだ松岡は「(セットプレーで)絶対に決めるという気持ちがあった。素晴らしいボールが来たので決めるだけでした。(ただし、利き足の左足で決めるとは)自分でも考えていなかった」。相手を見て判断したキックに加え、ゴール前への入り方など、セットプレーのトレーニングも活きての先制点だった。

 高知は1回戦で2度リードしながら、いずれも得点後3分以内の失点で追いつかれている。「1回戦のことがあったので意識しました」という松岡は、CB林優太(3年)らとともに、得点後の守りを意識。危険な時間帯をしっかりと凌いで勝利に繋げた。

 インターハイで初となる8強入りを懸けた3回戦の対戦相手は、初芝橋本高(和歌山)。松岡は「DFなので、失点は絶対にしないようにして、きょうのように点を決めたい気持ちもあるけれど、しっかりチームのためにやっていきたい」。まずはDFとして無失点に貢献すること。そして必ず、白星を勝ち取る。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2019

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