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乾貴士が復帰会見、エイバル会長「扉を閉ざすことも可能だったが…」

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エイバルに復帰した乾貴士

 29日、エイバルに復帰した日本代表MF乾貴士が記者会見に臨んだ。

 乾は2015年8月にフランクフルトからエイバルに加入。念願のスペイン移籍を果たし、レギュラーとして公式戦94試合11ゴールを記録した。2018年6月にはベティスに移籍。しかし、出場機会に恵まれず、今年1月にアラベスに期限付き移籍し、12試合で2ゴールを挙げた。

 今月24日にエイバルに復帰を果たした乾は復帰会見に臨み、「エイバルは僕にとっての我が家。戻ってくる機会を与えてくれたクラブに感謝したいです」と語ると、「昨季は僕にとって難しかったけど、今は“我が家”に帰ってきました。ここではすごく幸せでしたし、将来もそうなると確信しています。チームメイトの歓迎はすごく嬉しかった。僕たちは大きなファミリーであり、ファンのサポートを勝ち取るためにもハードワークします」と意気込みを語った。

 また、アマイア・ゴルスティサ会長は「一年前、彼の退団は悲しいものでした。タカはここを離れ、新しい挑戦をする決断をしました。非常に残念でしたが、彼の決断を尊重しました」と振り返ると、「彼の退団の後で扉を閉じてしまうことも可能でしたが、エイバルには特別な特徴があります。その一つは過去のネガティブな出来事から、ポジティブな部分を見つけることにあります」と復帰を歓迎した。

 フラン・ガラガルサSDも「重要で価値の高い選手を戻すことができました」と復帰を喜ぶと、乾の前所属のベティスに対して「多くのクラブと競合しており、エイバルよりも良いオファーもある中、タカの復帰のために協力してくれました」と感謝の言葉を述べた。

 なお、契約期間は2022年6月30日まで。スペイン『マルカ』によれば、移籍金は400万ユーロ(約4億8500万円)とみられる。

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