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雷雨中断した昨年よりも5時間以上早く決勝への準備開始、桐光学園は昨年の経験も力に

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桐光学園高は昨年の経験も活かして決勝を戦う。

[7.31 総体準決勝 京都橘高 0-1 桐光学園高 黄金森公園陸上競技場]
 
 桐光学園高は後半アディショナルタイムにU-20日本代表FW西川潤主将(3年、CB大阪内定)が決めた決勝点によって1-0で勝利。2年連続での決勝進出を果たした。

 桐光学園は、三重県で開催された昨年のインターハイ準決勝で約5時間の雷雨中断を経験。試合には勝ったものの、17時過ぎの試合終了から、翌朝11時キックオフの決勝まで短い時間での準備を強いられた。

 一方、決勝で対戦した山梨学院高は、桐光学園よりも数時間早く準決勝を終了。自然現象のために致し方ない部分があったとは言え、コンディションは山梨学院の方に分があった。桐光学園は、後半終了間際に追いつかれて延長戦の末に逆転負け。悔しい準優勝に終わっている。

 今年も準々決勝から3連戦で決勝を迎えることになっているが、準決勝(正午前に終了)から決勝まで24時間以上準備する時間がある。鈴木勝大監督は「去年、三重の先生たちが凄くフォローしてくれたので、そういう部分も背負って戦いたいなと。桐光学園は去年の経験が活きたということを三重の先生方にはしっかり示せたら良いと思います」。昨年、限られた時間の中でサポートしてくれた方々のためにも決勝を戦う。

 昨年の決勝を経験しているGK北村公平(2年)は前半に至近距離からのヘディングシュートを止めるなどビッグセーブで勝利に貢献。声でチームの集中力を高めていた守護神は「去年、決勝で最後の最後で集中力が切れてしまった教訓がありますし、集中を切らさないことが勝ちに繋がって来ると思うので、それが勝ちに繋がったと思います」。昨年を経験して学んだことも力にしている桐光学園が決勝も勝って、必ず日本一を勝ち取る。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2019

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