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桐光学園MF岩根が1年生で唯一のインハイ優秀選手に。「これを過信にせずに自信に」

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1年生で唯一大会優秀選手に選出された桐光学園高MF岩根裕哉(写真協力=高校サッカー年鑑)

[8.1 総体決勝 富山一高 0-1 桐光学園高 金武町フットボールセンター]
 
 桐光学園高のMF岩根裕哉(1年)がインターハイの出場52校の1年生でただ一人、大会優秀選手に選出された。正確な技術と判断力を併せ持つ1年生レフティーは、入学からわずか4か月で日本一と全国大会での評価を獲得。優秀選手選出にやや驚いた表情も見せていたが、その評価をしっかりと受け止めて、さらなる成長に繋げる考えを口にした。

「正直、まだだなというプレーとかが結構あったけれど、嬉しいですし、せっかく賞を頂いたので、これを過信にせずに自信にして、選手権とか来年のインターハイに繋げていきたいと思っています」と力を込めた。

 この日の決勝戦は前半から非常に落ち着いたボールさばきを見せていた。前に急ぐことなく、攻撃を落ち着かせたり、サイドチェンジをしたりするなど、しっかりと状況に応じたプレー。「決勝で緊張するのかなと思っていた」という岩根だが、堂々と70分間を戦い抜いた。

 初の全国大会で5試合を戦い抜いた感想について、岩根は「思っていたよりは自分のプレーが出せていたので、よい自信になったのがありました」と語る。今後はゴールやアシストなど目に見える結果を求めていく考え。ディフェンス面でさらなる成長も必要になってくる。

 今後はインターハイ優秀選手として見られるが、「それを悪いプレッシャーと受け取らないで、それをさらに堂々と自分の良いプレーに繋げていければと思っています」。真夏の沖縄で1年生らしからぬ活躍を見せたMFが、ここから階段を上っていく。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2019

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