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牙城崩したFC東京、永井謙佑は5戦5発で8点目「ピタッと止まるので油断せず」

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先制ゴールを挙げたFW永井謙佑

[8.3 J1第21節 FC東京3-0C大阪 味スタ]

 勝負の後半に口火を切った。FC東京は0-0で迎えた後半2分、FW永井謙佑が先制ゴール。DFオ・ジェソクからパスを受けたMF東慶悟が左サイドから右足でクロスを配給。「(東が)ワンステップの構えになった瞬間、ここに落とすかなと思った。来たら競り勝てる自信はあった」と、ゴール前で構えた永井がドンピシャヘッドでネットを揺らした。

「ここ最近はずっとホームで先制点を取られていた。そこからパワーを使って取り返しに行くのはこの夏場だとしんどい。何が何でも今日は先制点を取りたいという気持ちでやっていました」

 前半はC大阪が主導権を握ったが、後半ギアを上げたFC東京。20試合12失点とリーグ最少失点だったC大阪から3ゴールを奪取した。「セレッソに対しては戦術的、戦略的に戦わないと勝つことはできないと思っていた」と、“後半勝負”の采配を取った長谷川健太監督は「前半は私が手綱を引っ張って、前から行かせないようにした」と明かした。

 貴重な先制点を奪った永井も「後半開始からフルスロットルで行けるところまで行こうと思っていた」と振り返り、「監督の戦略の勝利だと思います」と強調。後半23分にFKから2点目が生まれ、後半アディショナルタイムにFWディエゴ・オリヴェイラがとどめの3点目。今季5度目の2トップそろい踏みとなった。

 チームはC大阪の牙城を崩し、3-0勝利で首位をキープした。直近5戦5発と量産体制に入った永井は今季8ゴール目。ふた桁得点も視界に捉えたが、「分かんないです。僕、突然ピタッと止まるので。油断せずに頑張ります」と気を引き締めた。

(取材・文 佐藤亜希子)
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