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浦和、関根の後半AT劇的弾でドローに持ち込む…名古屋はまたもや勝てずに10戦未勝利

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浦和レッズ名古屋グランパスの一戦はドロー決着

[8.4 J1第21節 浦和2-2名古屋 埼玉]

 J1は31日に第21節を開催し、埼玉スタジアムでは9位の浦和レッズ(8勝4分8敗)と10位の名古屋グランパス(7勝5分8敗)が対戦。前半2分にMF和泉竜司、同25分にMF前田直輝の得点で名古屋が2点をリードするが、前半アディショナルタイムにFW興梠慎三、後半アディショナルタイムにMF関根貴大の得点で浦和が追い付き2-2の同点に終わった。

 ホームの浦和は7月31日の第16節延期分の鹿島戦(△1-1)から先発3人を入れ替え、FWファブリシオ、MF柴戸海、DF鈴木大輔らを先発起用。一方、ここ9戦未勝利(3分6敗)のアウェー名古屋は7月20日の第20節G大阪戦(△2-2)から先発1人を入れ替え、FWガブリエル・シャビエルらがスターティングメンバ―に名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 試合開始早々の前半2分、アウェーの名古屋が先制に成功する。DF太田宏介が蹴り出したCKは相手にはね返されたものの、ファーサイドの前田がボールを拾って右サイドを突破。グラウンダーのクロスをゴール前に走り込んだ和泉が押し込んでスコアを1-0とした。

 1点のビハインドを背負った浦和は前半20分、中央突破を図ったファブリシオが粘り強くボールを運んで左のMF関根貴大に展開。関根が送ったクロスをファーサイドのMF橋岡大樹がダイレクトで合わせるが、シュートはゴール右に外れてしまう。すると同25分、FWジョーのパスから左サイドを駆け上がったシャビエルのクロスを、ファーサイドでフリーになった前田が左足ダイレクトで沈めて名古屋がリードを2点差に広げた。

 前半35分には名古屋に追加点のチャンスが訪れるが、シャビエルの浮き球のパスからPA内に侵入したジョーの左足シュートはGK西川周作にストップされてしまう。同38分には浦和。右サイドからMF青木拓矢が送ったクロスにFW興梠慎三が飛び込むも、ヘディングで合わせたシュートはゴールマウスを捉え切れなかった。しかし同アディショナルタイム、武藤のクロスを興梠がヘディングでねじ込んで浦和が1点を返した。

 2-1と名古屋がリードしたまま後半を迎えると、攻勢を強める浦和が押し込む時間帯が続く。すると同12分に名古屋ベンチが動き、MF吉田豊に代えてFW相馬勇紀を投入。浦和ベンチも同15分に橋岡に代えてMF山中亮輔、同22分に柴戸に代えてMF長澤和輝、同31分にファブリシオに代えてFW杉本健勇をピッチへと送り込んだ。

 その後も同点に追い付こうとする浦和が押し込む時間帯が続いたが、体を張った粘り強い守備で名古屋がしのぐ。しかし、同アディショナルタイムに山中のクロスを関根がヘディングで叩き込み、浦和が2-2のドローに持ち込んだ。

(取材・文 折戸岳彦)
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