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松田直樹さん急逝から8年…松本の“3番”田中隼磨が警鐘「2度と起きてはいけないこと」

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試合前、松本の選手は3番の練習着でウォーミングアップを行った

[8.4 J1第21節 川崎F0-0松本 等々力]

 8月4日、元日本代表DF松田直樹さんの命日に、松本山雅FCは初めてJ1の舞台で試合を迎えた。松田さんは当時JFLだった松本所属の2011年、猛暑の練習中に急性心筋梗塞で倒れ、34歳の若さで急逝した。試合前は選手全員が3番の練習着でウォーミングアップを行い、堅守で王者・川崎Fを無失点に抑えた。

 背番号「3」を継承したMF田中隼磨は「日本中が暑くて、当時マツさんが亡くなった日もそういう状況だった」と取材陣に語った。

「あまり美談にはしたくないという思いがこのチームにはあります。でも僕自身、3番を付けて戦っている限りは…。先日、マツさんのお姉さんと連絡を取って『僕は彼の思いを持って戦っています』と伝えました。

 それはこれからも変わらないし、チームとしても忘れてはいけないこと。2度とサッカー界では起きていけないことだと思いますし、防がなければいけない。それを発信していくことが僕たちの、僕の使命でもあります。2度と起きてはいけないことです」

 この日は前後半に飲水タイムが設けられ、気温30度、湿度は68%だった。川崎Fのボール保持率は約7割だったが、エリア内でほとんど仕事をさせず、プランを完遂。固い守備ブロックで川崎Fの攻撃を封じ切った。猛暑の中、最後まで走り抜いた90分間を振り返り、「そのために合宿から厳しい練習をしている」と胸を張った田中は「僕たちの戦術が実った」と手応えを語った。

 価値あるドローで勝ち点1を積み上げたが、順位は変わらずプレーオフ出場圏の16位。厳しい残留争いが続く。「最後には、今日みたいな試合で勝ち点1を取れたことを『あのときよかったね』と思えるように、今シーズン戦っていきたい。(目標は)残留することだけです、一戦一戦」と力を込めた。

(取材・文 佐藤亜希子)
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