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松本新加入のFW阪野豊史が守備で貢献、反町監督も「感謝しています」と高評価

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新天地で初スタメンを務めたFW阪野豊史

[8.4 J1第21節 川崎F0-0松本 等々力]

 得点源として期待される29歳が松本山雅FCに加わった。今夏、モンテディオ山形から完全移籍で加入したFW阪野豊史は前節の広島戦で新天地デビューを飾り、川崎F戦は1トップで初スタメン。体を張ってボールを収め、前線でハードな守備を完遂した。

 猛暑の中、後半アディショナルタイム1分に交代となるまで運動量は衰えず、「ボランチ2人のパスコースを消すことを考えていました」と献身的な守備で貢献。チームとして攻撃の機会は限られたが、クロスが入ればマークを外して飛び込み、カウンターのチャンスにも絡んだ。

 試合後の会見に出席した反町康治監督は「特に阪野が前線からチェイスしたり、向こうの攻撃を研究したりすることで、かなり中盤の選手の負担が少なくなった」と名指しで評価。「苦しい中で一人、前に残って時間を作ることに関しては本当に良かったと思います。切り替えも非常に速かったですし、相当足を止めずに頑張ってくれて、感謝しています」と称えた。

 2016年は愛媛でチーム最多の12ゴール。山形1年目の2017年もチーム最多の13ゴールを挙げたエースは、今季も最多の7ゴールをマークしていた。合流から2週間。1トップ2シャドーの連携にも、「練習や試合を重ねるごとに良くなっている」と手応え。アウェーで勝ち点獲得に貢献したが、「得点できればもっと良かった」と悔やんだ阪野。J2通算47ゴール。まずは自身初のJ1ゴールを目指し、松本山雅FCで得点を積み重ねていく。

(取材・文 佐藤亜希子)
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