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いいね殺到…ディ・マリアがサッカーを愛する全ての人へ心ゆさぶる“問いかけ”

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MFアンヘル・ディ・マリアが長文メッセージ

 パリSGのアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアが自身のインスタグラム(@angeldimariajm)で投稿した長文メッセージが大きな反響を呼んでいる。

 過去にレアル・マドリーやマンチェスター・ユナイテッドでプレーし、2015年8月から現在のパリSGに所属。左利きのアタッカーとして多くのタイトル獲得に貢献し、アルゼンチン代表では今夏のコパ・アメリカや3度のW杯出場など、数々の国際舞台を経験してきた。そんなディ・マリアが6日にインスタグラムを更新。次のような長文を投稿している。

「月曜日は何をした? 練習に行った」

「火曜日は何をした? 練習に行った」

「水曜日は何をした? 練習に行った」

「木曜日は何をした? 練習に行った」

「金曜日は何をした? 練習に行った」

「週末に何かしない? できない。試合があるんだ」

「練習が終わり、バッグを腕に下げたまま少し立ち止まり、フィールド、土、小石、芝生、僕たちがプレーする場所を見ていた。僕たちが何度も倒れ、膝、腰、ひじ、手を擦りむいた場所にあるその土や小石…。試合中にスパイクの中に残り、不快にさせたその土や小石…。土で家中を汚し、母親が『シューズとソックスを脱いで真っ直ぐシャワーに行きなさい』と言うのが聞こえる」

「毎年タイトルを勝ち取るために、僕たちに力を与えるのは何だろう?」

「日曜日は寝るのが好きだと、みんな君に言う…。フットサルの方がいいと、君の友達が言う…。一度も一緒に過ごしたことがないと、君の恋人が言う…。勉強することや働くことを考えなさいと、君の親戚が言う…。君は心の中で考え、そして笑う…」

「君にとってサッカーが何を意味するのか、彼らは知っているのか」

「試合前日に君を眠らせないプレッシャーや緊張について、彼らは何を知っている?」

「君が怪我や病気を抱えながらプレーした試合について、彼らは何を知っている?」

「君がゴールを決め、チームメイトが必死に抱きついてくる時の感覚について、彼らは何を知っている?」

「君が練習に遅刻しないようバスまで走った回数を、彼らは知っている?」

「監督がメンバーを告げる時、君がどれほど深く呼吸しているかについて、彼らは何を知っている?」

「友達がバカンスを楽しんで過ごしている間、プレシーズンを行う君が暑さでどれほど大変かについて、彼らは何を知っている?」

「君の人生――仲間の笑いや涙――を形作る人々と毎日集まることについて、彼らは何を知っている? 」

「君が練習で過ごした雨のことについて、彼らは何を知っている?」

「土、小石、芝生、10人と君、相手の11人、1つのボール、長く乾いたホイッスル。これが僕たちの人生だ。彼らは何を知っている?」

「多くの人々は、サッカーは人生と何も関係ないと言っている。僕は彼らが人生についてどれだけ知っているのかは分からない。でも、サッカーについて彼らは何も知らない!!」

 サッカーを愛する全ての人に送られたディ・マリアからのメッセージ。7日時点で90万件以上の『いいね』が寄せられている。

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