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トラップのフランクフルト復帰が確実に…一方で20歳DF放出は鎌田がモデルケース?

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ケビン・トラップが完全移籍で復帰か

 昨シーズン、フランクフルトへのレンタルでプレーしたGKケビン・トラップは、間もなくフランクフルトに完全移籍で復帰する見通しとなっているようだ。

 地元メディア『Frankfurter Rundschau』は、トラップが7日にフランクフルトのメディカルチェックを受ける予定になっており、5年契約を結ぶと報じた。

 以前からフランクフルトはGKトラップの買い戻しを画策していたが、保有権を持つパリSGが提示する契約解除金の額と差があったため契約がなかなか決まらずにいた。だが、パリSG側はその引き下げに応じた模様。

 ただし、トラップと正式契約に至っても、UEFAヨーロッパリーグの3次予選、ファドゥーツ戦までの登録は間に合わない見通し。

 1990年生まれ、現在29歳のトラップはカイザースラウテルン育ちで、2008-09シーズンにトップデビュー。12-13シーズンからはフランクフルトに完全移籍を果たし、2015年夏からパリSGへステップアップ。

 だが2017-18シーズンは出場機会に恵まれず、翌18-19シーズンは古巣フランクフルトへ1年間の期限付きで移籍となり、フランクフルトではUEFAヨーロッパリーグ4強進出の原動力となるなど、改めてその実力を見せつけていた。もしトラップが買い戻されるとなると、フランクフルトにとっては昨シーズンの躍進を継続させる意味でも大きな補強となることは間違いない。

 その一方で現地時間6日、フランクフルトは20歳のブラジル人DFトゥタをジュピラーリーグのコルトレイクに1年間のレンタルで放出し、ベルギーで修行を積ませることとなった。

 クラブ幹部のフレディ・ボビッチ氏はトゥタの放出について「1月にトゥタがここにやってきて、ピッチ内外で大きく成長したと思う。彼の将来性は素晴らしいものがあるが、やはりもっとトップチームで実戦経験を積む必要があるはずだ。だからこそベルギーで頑張ってきてもらいたい。そう、昨季に鎌田大地をベルギー(シントトロイデン)にレンタルさせ、彼はとても素晴らしい経験を積んで帰ってきたからね」と鎌田を例に出し、トゥタを期限付きで放出した理由について述べている。

 フランクフルトは8日、アウェーで行われるEL3次予選のファドゥーツ戦に挑み、15日にホームでファドゥーツを迎え撃つ。そして18日にはブンデスリーガ開幕戦のホッフェンハイム戦へと挑む。

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