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“JFLの無名時代から海外移籍まで6年”柏DF小池龍太がベルギーへ「世界編が始まります」

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ベルギー2部ロケレンに移籍する小池

 柏レイソルは8日、DF小池龍太(23)がベルギー2部のロケレンに完全移籍すると発表した。ロケレンは7月30日に同選手の加入を発表していた。同クラブには今夏、MF天野純が期限付きで移籍している。

 またも日本人選手が海外挑戦をベルギーから始める。小池はJFAアカデミー福島から15年に当時LJFLだったレノファ山口FCに入団。J3、J2と確実にキャリアを重ね、17年にJ1の柏に移籍。レギュラーとして出続け、23歳にしてこれまでJ1で64試合、J2で63試合などの出場数を誇っている。

 小池はクラブを通じて長文メッセージを残して、挑戦を報告している。

「柏レイソルを愛するサポーターの皆様、そしていつも僕を応援して下さっている皆様。このたび、ロケレンに完全移籍することになりました。

 まずはじめに、皆様に直接ご挨拶ができなかったこと、僕からのメッセージが遅くなってしまったこと、そして、ご心配をおかけしましたことをお詫び申し上げます。

 現在チームは、ネルシーニョ監督のサッカーを選手たちが着実に理解し、表現できるようになってきた段階にあり、リーグ8連勝中、1位という、ここから昇格に向け加速していくタイミングです。このようなタイミングでチームを離れることに関して、柏レイソルを応援してくださる皆様・チーム関係者には申し訳なく思っています。

 しかしながら僕自身もこの移籍に関して相当の覚悟で自分の人生を懸けて挑戦する決心をさせていただきました。高校を卒業し、JFLの無名時代から海外移籍まで6年。日本のすべてのカテゴリーを経験し、その中でもここでは細かく語れませんが苦しい時期をたくさん経験しました。そんな6年間の小池龍太日本編を終えます。

 そしてここから世界編が始まります。世界で無名の僕はここから日本で成し遂げたことのように、のし上がっていける自信と覚悟を持っています。毎日、毎年、本当に数センチ・数ミリの段かもしれない成長という階段を一段ずつ飛ばすことなく、地に足をつけ登っていきます。

 そして僕の人生において忘れてはいけないこと。その階段を1人で登っているわけではないということ。これまで応援して下さっている皆様にこれからも小池龍太のことを支えていただき、その応援を力に前進して行きたいと思います。どうかこれからも応援よろしくお願いいたします。

長くなってしまいましたが、最後に柏レイソルのJ2優勝・J1復帰を心から願っています。柏レイソルのサポーターの皆様、選手のことをこれからも熱く応援して下さい。よろしくお願いいたします。

それでは行ってきます。柏レイソルサポーターの皆様、ネルシーニョ監督、強化部、チーム関係者、今まで応援して下さった皆様、そしてなにより選手のみんな。ありがとうございました」

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