beacon

[SBS杯]静岡ユースはVARでPK献上も、GK杉本がビッグセーブ!

このエントリーをはてなブックマークに追加

後半15分、PKを止めたGK杉本光希(磐田U-18)が雄叫びを上げる

[8.8 SBS杯 静岡ユース1-0 U-18コロンビア代表 藤枝総合]

 守護神が渾身のPKセーブで静岡ユースを救った。後半15分、静岡はビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入しての判定の末、PKを献上。だが、GK杉本光希(磐田U-18)が左への跳躍でシュートを止めた。

「最初、助走が結構深かったので右に来るかなと思ったんですけれども、助走を変えてきたので、最後は冷静に自分で考えて思い通りのセーブができたので良かったです」。読みをズバリと当てた杉本は、相手の強いシュートに負けず、左手一本で弾き出した。

 プレーが止まると、CBノリエガ・エリック(清水ユース)が杉本を抱きかかえ、他のチームメートたちもハイタッチして祝福と感謝。拮抗した展開の中、杉本のビッグセーブは非常に大きかった。

 この日、静岡のDF陣は個性的な選手たちが並ぶU-18コロンビア代表相手に身体を張ってよく守っていた。その奮闘に応えた杉本は「PKになるまでチーム全員がゴール前で身体を張って守ってくれていたので、自分がPK止めて鼓舞できればと思った」と振り返り、「止めれて良かったです」と頬を緩めていた。

 杉本は後半27分にも好セーブを見せるなど無失点勝利に貢献。チームは11年大会以来の優勝へ向けて好スタートを切った。杉本は「チーム全員で最後まで走って、チーム全員で勝ち取った勝利だと思います」と全員で掴み取った白星であることを強調。そして、「(自分たちの代の静岡県選抜は)国体で優勝とかできていなかった。このメンバーでできる最後の大会なので優勝を勝ち取って終わりたい」と誓った。

(取材・文 吉田太郎)

TOP