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[SBS杯]“VAR弾”の静岡ユースMF長谷川「『ゴールになってくれ』ってずっと祈っていました」

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VAR介入後、MF長谷川夢作(磐田U-18)のゴールが認められ、先制。静岡ユースの選手たちが喜びを爆発させた

[8.8 SBS杯 静岡ユース1-0 U-18コロンビア代表 藤枝総合]

「自分はちょっとオフサイドかなと思ったんですけれども、VARになってゴールを認められてとても嬉しかったです」

 0-0の後半アディショナルタイム、静岡ユースはFW三木直土(磐田U-18)のパスでMF長谷川夢作(磐田U-18)が右中間を抜け出す。そして身体を投げ出して放った右足シュートがゴールネットを揺らした。

 本人の「オフサイドかな」という疑念の通り、副審がフラッグを上げた。だが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入。その間、「『ゴールになってくれ』ってずっと祈っていました」という長谷川の祈りが通じる形でゴールが認められ、決勝点となった。

 逆サイドに残っていたU-18コロンビア代表DFと長谷川の位置関係はcm単位だったという。交代出場から持ち味の走力を発揮して抜け出し、守備に奮闘していた長谷川が紙一重の差の決勝ゴールでヒーローになった。

 長谷川はU-18日本代表、U-18ベルギー代表と戦うSBSカップの残り2試合へ向けて「2チームともとても強くて簡単な戦いではないと思う。全員がチームのために戦ってあと2勝して優勝して終わりたいです。自分は走って、チャンスにも守備にも絡めることがストロングだと思っているので、そこは最後までやり抜きたいです」と誓った。静岡のために走って、勝って、仲間たちと優勝を喜ぶ。

(取材・文 吉田太郎)

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