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ディバラをめぐるユベントスとトッテナムの交渉が破談になった背景は?伊紙が分析

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ユーベ移籍報道が絶えないFWパウロ・ディバラ

 アルゼンチン代表FWパウロ・ディバラをめぐるユベントストッテナムの交渉が失敗に終わった理由を、イタリア紙『トゥット・スポルト』が9日、分析している。

 プレミアリーグの移籍市場が8日を以って幕を閉じたが、ユベントスは期限間際に交渉を進めていたディバラのトッテナム行きを実現することができなかった。イタリア紙はその理由を挙げている。

 まず1つ目として肖像権に関する問題を解決できなかったことが指摘されているが、さらにスパーズが移籍金を減額したことが理由であると伝えている。トッテナムは7日、ユーベが妥協可能な7000万ユーロ(約83億円)を支払う姿勢を見せていたが、翌朝、オファーを減額。最終的に提示したオファーは6200万ユーロ(約73億円)で、ユベントスの希望額を大きく下回ったようだ。このためアンドレア・アニェッリ会長率いるトリノのクラブは早めに交渉を打ち切ることを決断したとみられている。ディバラを最低でも4000万ユーロ(約47億円)以上で売却すれば、ユーベにとって黒字となるはずだったが、アルゼンチン人FWを手放すことを考えるには不十分な金額であると判断したようだ。

 一方トッテナムが減額に至った背景についても言及。ディバラおよび選手の代理人が要求する1500万ユーロ(約17億円)の手数料および年俸1000万ユーロ(約12億円)の条件の見直しを迫られたのではないかと指摘した。

 なおユベントスはプレミアの移籍市場において、ディバラのほか、FWマリオ・マンジュキッチやDFダニエレ・ルガーニ、MFサミ・ケディラ、MFブレズ・マテュイディらの売却を計画していたようだが、いずれも失敗に終わったという。移籍が実現したのはエバートンへ行ったFWモイーズ・キーンおよびマンチェスター・シティのDFジョアン・カンセロのみとなった。

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