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[SBS杯]相手以上のパワーで球際、切り替えにトライ、U-18日本代表が静岡ユースを3発撃破!

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前半24分、FW櫻川ソロモン(千葉U-18)のゴールを喜ぶU-18日本代表イレブン

[8.9 SBS杯 静岡ユース 1-3 U-18日本代表 愛鷹]

 U-18日本代表が静岡撃破! U-18日本代表とU-18ベルギー代表、U-18コロンビア代表、そして静岡ユース(静岡県高校選抜)が優勝を争う2019 SBSカップ国際ユースサッカーが9日に第2戦を迎えた。U-18日本代表は地元・静岡ユースと対戦し、FW晴山岬(帝京長岡高)の得点で先行して終始リードを奪い、3-1での快勝を収めた。

 記者会見に現れた影山雅永監督は「(自身がチームを率いての出場)3回目でようやく静岡さんに勝つことができました」と苦笑いを浮かべつつ、勝利を振り返った。メンバーが総入れ替えとなる第2戦というタイミングや試合に臨むモチベーションの差など難しい要素もある試合だが、指揮官は選手を送り出す試合直前にロッカールームの外まで轟く大音声で「絶対に球際で負けるな! 絶対に相手より素早く切り替えろ!!」と選手たちの背中を押して送り出した。

 SBSカップに限らず、年代別日本代表が国内チームと試合をする場合、どうしても「綺麗なサッカーをやろうとし過ぎてしまう」(影山監督)ことが少なくない。ただ、この試合の日本は、まずボールを奪いに行く姿勢の部分から違っていた。FW櫻川ソロモン(千葉U-18)、晴山の2トップが前から相手を追い込んで自由なビルドアップを許さず、優勢に試合を進めていく。そして20分にはMF岩本翔(筑波大)の絶妙なラストパスから抜け出した晴山が先制点を奪い取った。

 続く24分にも前からの守備で相手をはめていく流れからボールを奪い取ると、最後は晴山のアシストを受けた櫻川が決めて、2-0とリードを広げる。対する静岡も30分、U-18日本代表経験もあるFW松村優太(静岡学園高)がドリブル突破からの強シュートをゴールバーに当て、39分にはFW三木直土(磐田U-18)が裏へと抜け出してのシュートを放つが、これは枠外へと外れた。

 ハーフタイムに影山監督は「0-2になってるから相手は来る。そこで引くのか? もっともっと相手をぎゃふんと言わせるような、前半以上のパワーを出せ!」と選手を煽り、まずは前からハイプレスへ行く路線を継続。後半も激しく相手を押し込んでいったが、ここでは最後の精度を欠いて追加点を奪えず。このため、29分には左SBで先発した三原秀真(愛媛U-18)を下げて、DF馬場晴也(東京Vユース)を投入。3バックに変えて試合を締めにかかった。

 この交代直後、静岡MF坂本康汰(藤枝東高)のCKからDFノリエガ・エリック(清水ユース)のヘディングシュートを浴びて失点。1点差に詰め寄られてしまったが、そのわずか2分後だった。31分、MF石浦大雅(東京Vユース)のサイドチェンジを左サイドで受けたMF小田裕太郎(神戸U-18)がカットインからミドルシュート。「イメージ通りだった。最近、抑えて打つシュートが出るようになっている」と語る強烈な弾道がゴールネットを揺らし、静岡の反撃ムードはあっという間に消えた。

 結局、試合はそのまま3-1で終幕。指揮官は「第1戦が終わったあと、『悪くない試合だけれど、このくらいでまとまりたくないんだ』と選手たちにも伝えた。(11月に)一次予選はあるんだけれど、まだまだトライ&エラーを繰り返す時期だと思っている。次はコンディションの整ってきたコロンビア相手にトライしていきたい」と、さらなる向上を誓った。

(取材・文 川端暁彦)

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