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香川真司、“諦めるもの”があっても実現させたかったスペイン挑戦の夢

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スペイン2部サラゴサに移籍したMF香川真司

 ドルトムントからスペイン2部のサラゴサに移籍した日本代表MF香川真司について、スペイン『アス』が経歴などを紹介している。

 クラブは9日、香川と2年契約を結んだことを発表。同紙はビクトル・フェルナンデス監督が「エキサイティングで衝撃的と選手だ」と香川の加入を歓迎していることを伝え、次のように経歴を紹介した。

「30歳の日本人選手は、C大阪でプロキャリアをスタートした。2010年の夏にドルトムントと契約し、ブンデスリーガ連覇を果たした2シーズンでベストイレブンにも選出された。これがマンチェスター・ユナイテッドの関心を引き付け、2012年夏に同クラブとサイン。彼はプレミアリーグとFAコミュニティ・シールドを制し、2014年にドルトムントに復帰した。今年1月にベシクタシュへ期限付き移籍し、14試合で4ゴールを決めている」

 また、香川の能力について「中盤や左ウイングでプレーでき、戦術眼、テクニック、ラストパスに優れるだけでなく、決定力も高い」と評価。続けて「怪我で決勝には出場できなかったが、2011年のアジア杯優勝に加え、2014年と2018年のW杯参戦など、国際Aマッチ97試合に出場している。さらに彼はプレミアでハットトリックを達成した最初のアジア人選手で、ヨーロッパの舞台で多くの出場数と得点数を誇る日本人選手だ」と記している。

 こうした実績の高さから、給与面が移籍へのハードルの1つとなっていたが、同紙は「スペインでプレーして成功するという夢を実現するため、彼はドイツで受け取っていた給料の大部分を諦めた」と言及。「サラゴサが2部リーグに所属していることも気にしていない」としている。

 同紙によると、クラブは13日に香川の入団セレモニーを行う予定。リーガ・エスパニョーラ2部開幕戦は17日に行われ、昨季15位のサラゴサはホームでテネリフェと対戦する。

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