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「ネジが飛んでいる(笑)」アタッカー!? 愛媛FW丹羽詩温が劇的AT決勝弾

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決勝点を奪った愛媛FCのFW丹羽詩温

[8.10 J2第27節 千葉2-3愛媛 フクアリ]

 残された時間はわずかだった。しかし、後半アディショナルタイムが表示された4分に達した90+4分に愛媛FCを勝利へ、そして今季初の3連勝へと導くゴールが生まれる。ネットを揺らしたのは途中出場のFW丹羽詩温だった。

 前半だけで2点のビハインドを背負った愛媛だが、後半の立ち上がりに2点を返して試合を振り出しに戻すと、攻勢を強めて迎えた後半25分にFW藤本佳希に代わって丹羽がピッチへと送り込まれた。「後半は明らかに愛媛ペースだったので、自分の特長を出せればゴール前でチャンスがあると思っていた」と勝ち越しゴールを狙う。すると、後半アディショナルタイムに大仕事をやってのける。

 左サイドからMF下川陽太がクロスを供給すると、ボールはファーサイドへ。「奥の(近藤)貴司くんのところまで行き、中央のスペースが空いた。貴司くんと目があったので、信じて走り込むだけだった」。その言葉通り、FW近藤貴司がヘディングで折り返したボールに丹羽が体を投げ出すと、ヘッドで合わせたシュートがネットを揺らして劇的な逆転ゴールが生まれた。

「僕は特別ドリブルがうまかったり、スピードがあるわけでもない、ゴール前でゴールを決められる位置にどれだけ入っていけるか。そこをチームとしても見てくれているので、僕自身の結果にもつながっている」

 チームを率いる川井健太監督は「良い意味でネジが飛んでいる。表現しにくいけど、『そこに入っていける』『そこにいる』『怖がらない』だったり、僕らの感覚にないものを持っている。ボールがどこにくるか匂える選手」と丹羽を表現すれば、決勝点をアシストした近藤は「おいしいところ取りですけど(笑)。詩温はああいうところを決める選手。詩温さまさまです」と仲間を称賛した。

 丹羽自身は「(川井監督から)それはちょいちょい言われる(笑)。天然とか、良い意味で空気を読めないとか、ちょっと人と違うことをしてしまうとか」と苦笑し、近藤の言葉に対しては「僕は自分一人でスーパーゴールを決める選手ではない。触ればゴールできるポジションに入る続けることを意識しているので、褒められているのかどうかは別として(笑)、そう表現してくれるのは僕の特長を生かしてくれていると思っている」と答えた。

 自分の特長を理解してくれている仲間がいるからこそ、自分は得点を取れる。そう強調したアタッカーは結果を残し続け、「そこを狙うのは間違いない」と先発の座を奪ってチームに貢献していこうと、上だけを見据えた。

(取材・文 折戸岳彦)
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