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王者パリSGが3連覇へ好発進! カバーニ、ムバッペ、ディ・マリア揃い踏みの3発完封勝利

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パリSGが盤石の強さで白星発進

[8.11 リーグアン第1節 パリSG 3-0 ニーム]

 フランス・リーグアンは11日に第1節を行った。昨季王者パリSGニームと対戦し、3-0で勝利した。

 昨季に連覇を成し遂げたパリSGは3日のフランス・スーパー杯をレンヌを破り、今季初タイトルを獲得。チームは順調な仕上がりの中でリーグ戦開幕となった。

 トーマス・トゥヘル監督の2年目となる今季。パリSGは4-3-3の布陣を敷き、GKアルフォンス・アレオラが守護神として君臨する。最終ラインはDFティロ・ケーラー、DFチアゴ・シウバ、新加入DFアブドゥ・ディアロ、DFファン・ベルナト。中盤にはMFユリアン・ドラクスラー、MFマルキーニョス、MFマルコ・ベッラッティが起用され、最前線には新加入MFパブロ・サラビア、FWエディンソン・カバーニ、FWキリアン・ムバッペが配置された。FWネイマールはメンバー外になっている。

 パリSGはマルキーニョスを中心に攻撃を展開。新加入のサラビアは右サイドで幾度と躍動し、決定機を演出する。27歳のスペイン人はレアル・マドリーの下部組織出身で昨季までセビージャでプレーし、リーグ戦12ゴール13アシストを記録。リオネル・メッシに並ぶリーグ最多アシストを達成し、今季からリーグアン初挑戦となっている。

 パリSGは前半24分、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入により獲得したPKを、カバーニが豪快にゴール左に叩き込んで今季ファーストゴールを記録。冷静な試合運びで前半を1-0で折り返すと、後半11分には鮮やかなパスワークから追加点を奪う。

 パリSGはマルキーニョスが中盤からピンポイントの浮き球パス。ベルナトがPA左の深い位置でトラップして折り返すと、最後はムバッペが左足ダイレクトを放ち、ゴールに突き刺した。

 2-0と点差を広げたパリSGは後半19分にサラビアに代えてMFアンヘル・ディ・マリアを投入する。同24分、左サイドでベッラッティがボールを奪うと、ムバッペがPA手前でパスを受け、PA右でフリーのディ・マリアにラストパス。ワントラップから左足を振り抜き、投入5分でダメ押しの3点目を挙げた。

 存在感を示したサラビアに代わって入ったディ・マリアだが、その後も圧巻のテクニックで自身の実力を知らしめる。後半30分には右サイドで相手の守備を軽やかにかわして左足クロス。PA中央のムバッペが頭で合わせるが、ゴール右外にわずかに逸れた。

 パリSGは後半35分にT・シウバに代えてMFレアンドロ・パレデスを投入。中盤のマルキーニョスが最終ラインに下がり、ディアロと2CBのコンビを組んだ。試合はそのまま終了し、昨季王者が圧巻の3発完封勝利。盤石の強さを見せつけて3連覇に向けて好発進となった。

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