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[関東]明治大が前期最多勝ち点記録更新!2位桐蔭横浜大に勝ち点9差で折り返し:第11節

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得点ランキング単独トップで前期を折り返すFW佐藤亮

 関東大学サッカー1部の第11節が10日と11日に行われ、前期リーグの日程をすべて消化した。

 前節で首位での折り返しを決めていた明治大は、2位の順天堂大を2-0で撃破。前半35分にMF安部柊斗(4年=FC東京U-18/FC東京内定)の2試合連続ゴールで先制すると、後半16分には主将FW佐藤亮(4年=FC東京U-18)が得点ランキング単独トップに浮上する今季9点目を決めて突き放した。

 2位以下の上位勢が勝ち点を伸ばし損ねる中で、桐蔭横浜大が流通経済大に1-0で勝利。勝ち点を21に伸ばして順大に並ぶと、得失点差で上回って2位での前期折り返しを決めた。しかし明大との勝ち点差は9となっている。

 関東1部リーグ戦が現行制度となった2005年以降、前期を首位で折り返したチームがそのまま優勝したパターンは過去に11度と圧倒的なデータが残っている。勝ち点30での折り返しは、2009年の流通経済大の同29を上回り史上最多を記録した。得点数28、失点数5といずれも他を圧倒する成績を残す今季の明大。2017年に筑波大が記録したシーズン最多勝ち点の54超えも十分に期待できそうだ。

 今季序盤、一時は首位にも立っていた筑波大だが、終盤に大失速。8月の中断明け3連戦を全敗、勝ち点17の7位で前期の戦いを終えた。また昨季王者の早稲田大も苦戦中。今節は筑波大に競り勝ったが、勝ち点10の10位で後期へ折り返すことになった。

 ただし降格圏の2チームはさらに厳しい戦いを強いられている。11位は東洋大。5月6日に中央大戦で初勝利をあげたものの、その後は引き分け一つのみ。8月7日には流通経済大との“裏天王山”にも敗れた。そして“裏天王山”の勝利で勢いづきたかった流経大も、結局前期は1勝1分9敗で終了。両チームとも残留圏の10位早大に勝ち点差6という状況で後期の戦いに向かうことになった。

 後期リーグは9月14日と15日に開幕する。

【第11節】
(8月10日)
法政大 5-0 駒澤大
[法]服部剛大2(12分、42分)、田中和樹(34分)、加藤威吹樹(72分)、竹本大輝(88分)

明治大 2-0 順天堂大
[明]安部柊斗(35分)、佐藤亮(61分)

中央大 3-1 立正大
[中]高窪健人(55分)、大久保智明(73分)、三浦立(88分)
[立]平松昇(27分)

(8月11日)
早稲田大 2-1 筑波大
[早]金田拓海(27分)、藤沢和也(65分)
[筑]三笘薫(76分)

東洋大 2-3 専修大
[東]坂本涼斗(15分)、前田泰良(90分+5)
[専]釼持雅也(4分)、氣田亮真(62分)、西村慧祐(78分)

流通経済大 0-1 桐蔭横浜大
[桐]鳥海芳樹(59分)

▽順位表(前期終了)
順、チーム、勝ち点、得失点
1.明治大(30)+23
2.桐蔭横浜大(21)+8
3.順天堂大(21)+3
4.立正大(20)+11
5.駒澤大(19)-7
6.法政大(17)+7
7.筑波大(17)+1
8.中央大(14)-4
9.専修大(13)-12
10.早稲田大(10)-6
11.東洋大(4)-11
12.流通経済大(4)-13

●第93回関東大学L特集

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