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2人負傷交代の横浜FM、ダービー制して4回戦へ! 横浜FCはカズ→斉藤で活性化も1点及ばず

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最年長出場記録を更新した横浜FCのFW三浦知良

[8.14 天皇杯3回戦 横浜FM2-1横浜FC ニッパツ]

 天皇杯は14日、3回戦を各地で行い、ニッパツ三ツ沢球技場で横浜F・マリノス横浜FCと対戦した。前半に2点を奪った横浜FMは後半に1点を失ったが、2人の負傷者を出しながらも2-1で勝利。2年連続で横浜ダービーを制し、4回戦に進出した。

 横浜FMは4日前に行われたリーグ前節の鹿島戦(●1-2)から先発7人を変更。GK朴一圭、MF扇原貴宏、FW大津祐樹、FW遠藤渓太が続けてメンバー入りし、東京Vから完全移籍したMF渡辺皓太が加入後デビュー戦で初先発を果たした。

 対する横浜FCはリーグ前節の水戸戦(△0-0)から11人全員を入れ替えた。磐田から今夏加入し、古巣対戦のMF中村俊輔(41)が加入後初先発。FW三浦知良(52)も先発メンバー入りし、自身が持つ天皇杯最年長出場記録を52歳5か月19日に更新した。[スタメン&布陣はコチラ]

 立ち上がりからボールを握ったのは横浜FMだったが、最初のビッグチャンスは横浜FC。前半5分、横浜FMがシュート対応を誤ったところに三浦が飛び込み、朴と1対1の絶好機を迎えたが、左足でのシュートは大きく枠を外れた。横浜FMは8分、MF中川風希の右足ミドルが枠を捉えられなかった。

 その後も横浜FMの攻勢は変わらない。前半16分、スルーパスに抜け出した中川がGK辻周吾をかわそうとするも、ドリブルが流れてしまってシュートチャンスを逃したが、大津のクロスから作り直して最後はDF和田拓也が右足シュート。人数をかけた崩しで先制点を狙う。

 横浜FCは前半17分、中村の左足から繰り出されたインスイングの右CKが相手ゴール前を襲ったが、この攻撃を拾った横浜FMがカウンターを展開。しかし、ロングドリブルから左足で狙った遠藤のシュートは力なく、辻がセーブ。それでも21分、左サイドに開いたMF三好康児のアーリークロスに中川がボレーで合わせ、先制点を奪った。

 横浜FCは前半24分、浮き球パスの処理を誤ったDF伊藤槙人のミスを突き、裏にFW齋藤功佑が抜け出したが、左足ボレーは朴が戻ってキャッチ。31分、ゴール正面からのFKを中村が蹴るも朴の正面に飛ぶと、34分の齋藤のシュートも朴に阻まれ、45分のMF佐藤謙介のミドルが枠を外れるなどし、チャンスを決められなかった。

 すると前半アディショナルタイム1分、横浜FMに絶好機。サイドを起点とした波状攻撃で相手ゴールに迫ると、3列目から攻撃参加した扇原がペナルティエリア内で後方から倒され、PKを獲得した。キッカーは大津。横浜FCサポーターからのブーイングが注ぐ中、落ち着いて右足で決めてリードを2点に広げた。

 横浜FMは後半立ち上がりから猛攻をしかける。2分、DF松原健の強烈なミドルシュートが相手ゴール右隅を襲ったが、ここでは辻がビッグセーブ。続いて三好、遠藤も立て続けに決定機を迎え、相手クリアを誘ってCKを次々に迎えた。さらに9分には遠藤のクロスに三好が頭で合わせたが、これは辻の正面に飛んだ。

 横浜FCは後半17分、三浦に代わってFW斉藤光毅を投入。すると20分、横浜FCは中盤で相手の横パスを奪い、斉藤がゴール前に向かってドリブル突破で仕掛ける。斉藤はフェイントで相手を揺らしてスルーパスを配球すると、抜け出した齋藤が落ち着いて右足で流し込み、横浜FCユース育ちのホットラインで1点を返した。

 横浜FCはさらに後半25分、DF渡邊一仁の力強いクロスにFW戸島章が合わせようとしたが、フリーで振り抜いた右足はまさかのミス。ゴール前での絶好のミスを逃した。29分には横浜FMにアクシデント。FW瀬沼優司とPA外で競り合った朴が左足を痛め、GK杉本大地との交代を強いられた。

 さらに横浜FMは中川に代わってFW山谷侑士を投入し、横浜FCは戸島を下げてFWイバを起用した。ところが後半34分、横浜FMにさらなるアクシデント。三好が敵陣PA内で負傷し、FW泉澤仁が入った。三好は自力で立ち上がることができず、担架でピッチ外に運び出された。

 その後は横浜FCが徐々に勢いを強め、横浜FMはカウンターを狙うという構図。後半45分、横浜FCは瀬沼に代わってMF北爪健吾を入れ、最後の攻勢に期待をかける。しかし、横浜FMは守護神に代わって入った杉本が奮闘を見せ、失点を重ねずに試合を締め、4回戦への切符を手にした。

(取材・文 竹内達也)
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