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J1の意地…“ボレー職人”渡大生が逆転V弾!広島が金沢を下して16強入り

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決勝点を挙げたMF渡大生

[8.14 天皇杯3回戦 広島2-1金沢 Eスタ]

 天皇杯JFA第99回全日本サッカー選手権大会は14日、3回戦を各地で行った。サンフレッチェ広島は本拠地エディオンスタジアム広島にツエーゲン金沢を迎え、2-1で勝利した。なお、4回戦の組み合わせ抽選は16日に行われる。

 広島は10日のJ1第22節・G大阪戦(1-1)からDF井林章とMF野津田岳人を除く9人を変更。今夏加入したFWレアンドロ・ペレイラ、MF松本泰志、MF渡大生らが先発に名を連ねた。金沢は10日のJ2第27節・町田戦(3-2)からDF長谷川巧を除く10人を入れ替え、MF清原翔平やFW杉浦恭平、FWクルーニーらが起用された。

 金沢は前半18分にアクシデント発生。MF島津頼盛が足を痛めたようでMF大橋尚志との交代を余儀なくされる。それでも27分、右サイド深くから長谷川がクロスを入れ、中央の杉浦がスルー。PA中央やや左まで流れたボールをMF金子昌広が胸で受け、右足シュートをゴール右に沈めた。

 先手を許した広島は、前半36分に決定機。左サイドのL・ペレイラがカットインするとみせかけ、PA左にパスを送る。後方から走り込んだMF東俊希がダイレクトで中央へ折り返し、フリーとなっていた渡が左足で合わせる。しかし、わずかに枠を外れ、前半を1点ビハインドで終えた。

 広島はハーフタイムで野津田に代えてMF青山敏弘を投入。後半2分、ゴール正面でFKを獲得し、キッカーの東が左足を振り抜く。これは枠を捉えていたが、GK後藤雅明に弾き出されてしまう。9分にはPA手前で東のパスを受けた渡がファーストタッチで相手をかわし、右足シュートを放つ。チャンスだったが、惜しくもゴール右に外れ、頭を抱えた。

 それでも広島が意地をみせる。後半14分、DF吉野恭平の縦パスからL・ペレイラ、青山とダイレクトでつなぎ、ペナルティーアーク手前から東が左足シュート。浮き球パスを利用したループ気味のシュートがGK後藤の頭上を越えてゴールに吸い込まれ、1-1と同点に追いついた。

 さらに広島は後半29分、サイドチェンジから右サイドのスペースに出されたパスをMF松本大弥が右足でクロスを供給。これを渡が右足ボレーで合わせ、2-1と逆転に成功した。試合はこのまま広島が逃げ切り、ベスト16入りを決めた。

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