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ザック氏が今季のセリエAに見解「ミランの考えは好きだが…」「インテルに必要なのは…」

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アルベルト・ザッケローニ氏が今季セリエAの展望を語る

 元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が15日、イタリア紙『トゥット・スポルト』のインタビューに応じ、今シーズンのインテルおよびミランについて自身の見解を示した。

 セリエAは来週24日のパルマ対ユベントス戦およびフィオレンティーナ対ナポリ戦を皮切りにシーズンが開幕する。1998-99シーズンにミランを率いてスクデットを獲得した経験を持つザッケローニ氏は、マルコ・ジャンパオロが指揮官に就任した古巣や、そのライバルでアントニオ・コンテが率いるインテルについて自身の考えを述べた。

 2チームの状態について、「素晴らしいが、まだ完成していないと言える」と指摘するザック氏。古巣ミランは今夏、21歳のMFイスマエル・ベナセルや20歳のFWラファエル・レオンら若手の補強が目立ったが、クラブの方針に理解を示しつつ、懸念を述べた。

「プレーのクオリティを高めたり、若手を中心に置いたりする考えは私も好きだ。だがこの方針である以上、ジャンパオロはすぐに結果を出すことができないことを理解しておくべきだ」

 一方、インテルについては、コンテが敷く3バックのシステムの問題を指摘しつつ、9連覇を狙うユベントスとのスクデット争いに絡んでいくことになると予想した。

「コンテの3バックには、(ジョルジョ)キエッリーニのように、サイドバックからセンターバックに転向したような選手が必要だ。それでもインテルは、ナポリとともにユベントスを脅かすことができるはずだ」

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