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デ・ヨング&グリエーズマン先発も…王者バルセロナ、リーガ開幕戦で11年ぶりに敗れる!

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バルセロナで初先発を果たしたFWアントワーヌ・グリーズマン

[8.16 リーガ・エスパニョーラ第1節 ビルバオ1-0バルセロナ]

 2019-20シーズンのリーガ・エスパニョーラが現地時間16日、開幕を迎えた。栄えあるオープニングゲームに選ばれたのはバルセロナ。2連覇王者はビルバオのホームに乗り込んだが、エースを欠いたチームは最後まで得点を奪えず、終盤にはFWアドゥリスにスーパーゴールを決められ、0-1で敗れた。

 バルセロナはFWリオネル・メッシが右足ふくらはぎ負傷のため、遠征に帯同せず。バイエルンへの期限付き移籍間近と報道されているMFコウチーニョもメンバーを外れ、スタンド観戦となった中、エルネスト・バルベルデ監督はMFセルヒオ・ブスケツをベンチに回すなど、昨季の序列とは異なる先発メンバーを並べた。

 守護神のGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンに加え、左からDFジョルディ・アルバ、DFクレマン・ラングレ、DFジェラール・ピケ、DFネウソン・セメドの4バックは盤石。しかし、アヤックスから加入したMFフレンキー・デ・ヨングをアンカーに抜擢し、2列目にはMFセルジ・ロベルトとMFカルレス・アレニャという顔触れが並んだ。両ウイングにはA・マドリーから移籍のFWアントワーヌ・グリーズマン、FWウスマン・デンベレのフランス代表コンビ。1トップはFWルイス・スアレスが務めた。

 黄色いユニフォームのバルセロナは序盤からボールを握ろうとするものの、4-4-1-1のような布陣で守るビルバオに対して攻めあぐねる展開。すると前半7分、ビルバオは異例の9年契約を交わしたFWイニャキ・ウィリアムスが強烈なミドルシュートを狙い、テア・シュテーゲンを強襲する。また15分にも、味方のパスに反応したI・ウィリアムスが絶好機を迎え、ホームチームが勢いを見せた。

 その後もなかなかチャンスをつくれないバルセロナだったが、前半32分、中盤でボールを受けたビルバオMFダニ・ガルシアがノールックでバックパスを送ったのに対し、攻め残っていたスアレスがボールを奪取。そのまま振り向きざまに強烈なシュートを放つも、ボールはクロスバーに阻まれ、まさかの形で転がり込んだ好機を活かせなかった。

 なんとか劣勢を打開したいバルセロナはアクシデントにも苦しめられる。前半37分、競り合いで負傷したスアレスがプレーを続けることができず、MFラフィーニャと交代。43分にはラフィーニャのミドルシュートがGKウナイ・シモンに阻まれてクロスバーを叩き、前半はスコアレスのまま終わった。

 バルセロナは後半開始時、2枚目の交代カードを使い、C・アレニャを下げてMFイバン・ラキティッチを投入。すると徐々に形勢を取り戻し、7分にはデンベレのスルーパスからラフィーニャが惜しいシュートを放った。しかし、20分にもラキティッチがゴールに近づくも、精度を欠いて先制点を奪えない。

 後半31分、バルセロナはS・ロベルトに代わってMFカルレス・ペレスを起用。その後はラフィーニャ、グリエーズマンがたびたびゴールを狙ったが、得点を奪うことができない。すると44分、ビルバオは途中出場FWアドゥリスがスーパーボレーで決勝点。バルセロナは2009-10シーズンから続いていた開幕戦の連勝記録が10でストップし、08年のヌマンシア戦以来11年ぶりの黒星を喫した。

●リーガ・エスパニョーラ2019-20特集

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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