今夏の移籍市場でMF香川真司はドルトムントからスペイン2部サラゴサに新天地を求めた。

　サラゴサ指揮官ビクトル・フェルナンデスは、香川の司令塔としての能力を高く評価しており、17日に行われるテネリフェとの開幕戦での起用を明言している。スペイン『EL DIA』が伝えた。

　指揮官は前日の会見で「高い位置からプレスをかけて、試合をコントロールできるよう仕掛けていきたい。きっと我々にとって良い形でシーズンに入るきっかけになると思う」と発言。

　記者から香川について問われると「フィールド中央、攻撃的な位置で起用することになると思う。そのポジションでのイマジネーションは素晴らしいものがあるし、決定的かつ創造性溢れるラストパスを出してくれるだろう」と、香川のスキルに賛辞を贈った。先発なのか、途中投入なのかは明言を避けたものの「彼は間違いなくプレーすることになる」と述べている。

　指揮官は「サラゴサのサポーターは熱烈な応援をしてくれる。それこそが私たちの存在理由であり、できる限りのことをピッチ上でお見せしたい」と、リーグ開幕戦での必勝を誓った。

　サラゴサvsテネリフェは日本時間17日28時キックオフとなる。果たして香川真司は初戦からスタメンで起用されるのかどうか、指揮官フェルナンデスの采配に注目が集まる。

---

●海外組ガイド
●リーガ・エスパニョーラ2019-20特集