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連敗を止めたのは…奥埜2発のC大阪が新戦力3人先発の横浜FMを下す

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C大阪はFW奥埜博亮が2ゴール

[8.17 J1第23節 横浜FM1-2C大阪 日産ス]

 セレッソ大阪はアウェーで横浜F・マリノスと対戦し、2-1で競り勝った。ともに2連敗中だったチーム同士の一戦はFW奥埜博亮の2ゴールでC大阪が4試合ぶりの白星。今夏に補強した新戦力3選手が先発した横浜FMだが、今季初の3連敗となった。

 MF扇原貴宏が出場停止で、GK朴一圭が14日の天皇杯3回戦・横浜FC戦(○2-1)で負傷交代した横浜FMは前節10日の鹿島戦(●1-2)から先発4人を入れ替えた。MF大津祐樹、FW遠藤渓太もベンチスタートとなり、今夏に期限付き移籍で加入したFWエリキ(←パルメイラス)、MFマテウス(←名古屋)が移籍後初出場初先発。同じく東京Vから完全移籍で加入し、14日の天皇杯・横浜FC戦にもフル出場したMF渡辺皓太は先発でJ1デビューとなり、横浜FC戦に途中出場したGK杉本大地は今季初先発となった。
 C大阪は前節の鳥栖戦(●1-2)から先発1人を変更。出場停止のMFレアンドロ・デサバトに代わってDF瀬古歩夢が2試合ぶりに先発し、鳥栖戦はセンターバックだったMF木本恭生がボランチに入った。[スタメン&布陣はコチラ]

 C大阪は前半11分、MF清武弘嗣がPA手前から強烈な右足ミドル。左サイドで先発した背番号10が再三のチャンスメイクを見せると、前半12分、MF藤田直之のサイドチェンジを受けたDF丸橋祐介がマイナスに戻し、PA左で受けた清武のクロスを奥埜が左足で蹴り込んだ。

 奥埜の2戦連発となる今季4ゴール目で先制したC大阪。横浜FMは前半19分、DF広瀬陸斗が右足でミドルシュートを放つが、GKキム・ジンヒョンが右手1本で弾き出す。同23分、マテウスの直接FKも枠を捉え切れず、同36分にはMF仲川輝人の落としたボールを再び広瀬が右足ミドルで狙うが、GKにキャッチされた。

 C大阪は前半40分、左サイドから清武がアーリークロスを入れ、走り込んだFWブルーノ・メンデスが距離のある位置からヘディングシュート。GK杉本はやや前にポジションを取っていたが、何とかかき出し、追加点は許さない。前半はC大阪の1点リードで折り返した。

 後半5分にC大阪ベンチが動く。木本に代えてMFソウザを投入。一方、1点を追う横浜FMは後半9分、PA内左でマテウスが縦に仕掛け、角度のない位置から左足でシュートを狙う。GKキム・ジンヒョンが弾いたこぼれ球にエリキが詰めるも、シュートはゴールラインぎりぎりで瀬古がクリア。19歳のセンターバックが危機一髪のピンチを防いだ。

 攻勢を強める横浜FMは後半17分、DFティーラトンのグラウンダーのクロスにエリキが左足で合わせるが、至近距離でGKキム・ジンヒョンがセーブ。それでも同23分、自陣でボールを奪ったDFチアゴ・マルチンスの縦パスからエリキのスルーパスにFWマルコス・ジュニオールが抜け出し、左足アウトサイドの技ありシュートを流し込んだ。

 マルコス・ジュニオールは3試合ぶり今季10ゴール目。1-1の同点に追いついた横浜FMはさらに勢いづく。後半25分、カウンターからエリキがドリブルで右サイドを持ち上がり、グラウンダーのクロスを入れると、仲川がスルーしたところをマテウスが左足で狙ったが、DF松田陸の体を張ったブロックに阻まれた。

 追いつかれたC大阪は後半27分、ブルーノ・メンデスに代えてFW鈴木孝司を投入。今夏、琉球から完全移籍で加入した30歳のストライカーはこれがJ1デビューとなった。すると同31分、PA左からソウザが入れたFKに奥埜が飛び込む。ニアサイドへ走り込み、精一杯体を伸ばして右足で捉えるファインシュートがゴールネットを揺らし、C大阪がすぐさま2-1と勝ち越した。

 後半29分に仲川に代えて遠藤、同38分に渡辺に代えて大津を投入し、再び流れを引き戻したい横浜FMだが、2点目が遠い。後半アディショナルタイム5分間でも追いつくことはできず、そのまま1-2でタイムアップ。苦しい8月3連敗となった。

(取材・文 西山紘平)

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